ついに子が歩いた。
早い子なら11ヶ月ほど、遅くても1歳3か月頃までには歩き出すらしいと聞き、また歩き出したら大変・はいはいの期間が長い方が足腰が鍛えられるとも聞くので、ここ数ヶ月ほど歩いてほしいような歩いてほしくないようなそわそわした気持ちだった。つたい歩きは長いことやっているような気がするが、それでも子が得意げな顔をしながらよたよたとこちらに向かって歩みを進める姿を見ると、感動もひとしおである。園では子が最年少なのだが、先生もほかの園児も皆で「子が歩いた!歩いた!」と大騒ぎだったらしく、それもまた愛情を感じられて嬉しい。靴を買ったりだとか、歩いて遊べる場所の開拓だとかやることもあるが、少しずつできることが増えていくのが本当にかわいい。
できることといえば、おかずストライキを超えて子も何か思うところがあったのか、スプーン食べが上手にできるようになってきた。今まで、大人がスプーンで食事をすくっても、手に持ち口に運ぶ間にぽろぽろと落としてしまうことが多かったのだが、かなり成功率が高くなった。また何かコツをつかんだらしく、気分が乗ったら掬うこともできるようになった。おにぎりもサイズが大きかったら吐き出すのでちいさく切ってやると、上手に一人で手づかみ食べができるので、当初に比べると見守るだけの時間が増え、離乳食の時間が少し楽になった。こうやって親の助けを少しずつ借りなくてもよくなるのか…と思うと感慨深い。(ただ麦茶や味噌汁を少し飲んではひっくり返すのはまじでやめてほしい)
おしゃべりも少しずつできるようになってきた。どこで覚えてきたのか、「いっぱいでた」がブームのようで、一日1回は連呼する時間がある。「ぶーぶー」や「わんわん」(人間以外の動物全てこれ)もわかるようになってきた。童謡が流れる絵本が大好きで、毎日開けては「ん!」と曲を流してほしい旨を伝えてくれる。だいぶ子の意思がわかるようになって、嬉しい。そのうち達者に喋るようになるのが未だに信じられないが、それもまた楽しみである。