ゴールデンウィークがなんとか終わった。
2月中旬ごろからなんだかんだ子は登園皆勤賞だったのだが、ついにその記録が途切れる時が来た。ゴールデンウィーク前半の祝日深夜に突然起きたまでは良かった(よくない)のだが、いつもの夜泣きとなんだか様子が違う。よく聞いてみると、うまく息が吸えず泣くこともできない状態だった。慌てて小児救急相談に電話をすると、救急車を呼んでいいとのことだったのでためらわず119をした。その頃には咳が出てきて、泣くこともできたので一安心だったが、救急車が来るまで、もしかしたら…と気が気ではなかった。
ど田舎なので夜間救急の小児科がある病院まで30分かかった。結果クループだと診断され、吸入とシロップを処方されてなんとか落ち着いたが、もし私の寝ているうちにうっかり呼吸が止まったら…子が助けを求められなかったら…と本当に不安で不安で仕方なかった。今回も偶然寝かしつけ中に寝落ちて眠りが浅くなっていた夫が始めに気付いてくれたおかげでわたしも目覚めることができたが、もしあの時両親とも気付かないまま寝ていたら…と思うとぞっとする。毎日フリーダムに生き、ごはんも好きなものしか食べず、最近はイヤイヤ期の片鱗のようなものも見せ始めておりストレスがとどまることを知らなかったが、生きているだけで丸儲けである。なんだかんだわたしの中で子は大きな存在になっていたのだなあと改めて自覚した。
というわけで子は予想外の10連休になったが、大人はそういうわけにもいかない。間の平日は私2:夫1で対応したが、何が困るかって原稿である。出勤前の時間にこちゃこちゃ書くつもりが、子の相手とお昼寝の番をしていたらパソコンを開く間もない。かといって落とすわけにもいかず、現在昼休みを惜しんでぽちぽち書いている。原稿よりも子の命の方が何倍も大事なのでいいのだが。
クループとは要するに喉風邪のひどい版なのだが、ゴールデンウィーク後半に義実家に行った晩ごろから、発熱もあった。翌日は実家でバーベキューだったのだが泣く泣く諦め、のんびり過ごしたら1日で快癒したので安心したのは言うまでもない。代わりにわたしがゴールデンウイーク最終日に発熱し、結果散々な連休となったがまあこれも思い出だろうと思い記録している。
育児の先輩方に訊くと、子が連休に限って病気をするというのは3歳まではよくあることらしい。毎週のように病気をする子もいる中で、2ヶ月半ほど皆勤賞だったのは本当にありがたいとしか言いようがない。命あっての物種と、改めて感じる出来事となった。バナナしか食べなくてもおかずを食べなくても、生きていればいいやと軽く考えるようにしようと思う。