子どもは親を選んで生まれてきたと聞く。
じゃあ娘は、どんな理由で私たちを選んでくれたのかな?ってふと考える。
その時思うのは「この二人なら自分の病気も受け止めてくれる」って思ったからなのかな?なんて、都合のいいことを考えてみたり。
我が子が難病。
簡単に受け止められる事実じゃないと思う。
その事実が受け止めきれず、施設や病院に預けてそれきり…な親も中にはいる。
もちろん病気の程度にもよるし、誰しもがそうだとは限らないけど。
私たち夫婦はずっと病名が分からず対症療法しかしてもらえないのが不安で不満だった。
だから、病名が分かったときはショックだったけどそれと同時に「やっとこの子に治療を受けさせてあげられる」と思ったのも事実。
病気持ちなんだろうなとは思ってたし、身体が強くはないだろうね、病院にお世話になる機会が多そうだねって話してたからある程度覚悟してた。
だから治療法が抗がん剤って聞いても「治療法があるんだ、よかった」だったよ。
そんな私たちだから選んでくれたのかな?
お父さんとお母さんなら、私のことを受け止めて前向きに治療を受けさせてくれるって。
だとしたらこれ程誇らしいことはないよね。
大人でもしんどい治療を頑張り、生きようとしている娘。
お父さんもお母さんもお兄ちゃんもおじいちゃんたちもおばあちゃんたちも、みんなあなたのことを受け止めて支えようと思ってるよ。
私たちを選んでくれてありがとう。
愛してるよ。