ライフワークは考えるを考えること

frutaverano
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どうやら退院日が決まりそうだ。角膜の状態も馴染んできて、点滴じゃなく内服薬で様子を見れるようになるそうだ。

完全に休職していれば、仕事の責任とか役割とか、そんなことをまったく気にせずに過ごせたのだけど、2週間は短いようで長い。しかも、幸い戻れる場所がある。2週間の間は、お金は発生しないけど、どんなことを考えて過ごしたらいいのか、と自問した。

人生が仕事になっている人がほとんど。ライフワーク。これってなんだろう?

注意散漫なわたしは、一つのことに人生を捧げることはできなかった。いろんなことに手をつけてきたし、それが自分を構成している。注意散漫だから、ライフワークがない。翻訳することをキャリアの中で長いことやってきたけど、その道の超プロフェッショナルでもない。ただ、季節性の渡り鳥のように、空をずっと舞う人生なんだと思う。

2週間考えていたことは、もちろん仕事のこともあるけど、創作するということに尽きる。呼吸している間に、どれだけわたしは創作することができるのだろうか?誰かに届かなくても、わたしが2024年4月に西新宿の病院にいたという痕跡はどこかに残る。

こんな散文でも誰か読んでくれる人がいるのだろうか?

それにしても、自由に考えてもいい時間に、「何を考えたらいいですか?」なんて問いも、はた迷惑で、傲慢だ、と改めて自分を戒める。

@frutaverano
SaaSでUXライターやっています。スペイン語と日本語の通訳 / ベジタリアン / 片目盲 / イラスト