深夜、ココアと一緒に。(16時)

sora_ao_
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23時を回るといろんな事を考える。23時なのは仕事が22時を回るから。休日は夜になると大概思考に耽る時間になる。俗っぽいいい方をしてまとめるのであればメンヘラになる。そんな自分を慰める為に或いは精神を凪に戻す為にココアを淹れる。スイスミスのマシュマロ入り。カロリー爆弾なのを否定は出来ないが物心つく頃から食べる事を愛している人間に、深夜の背徳的な美味しさをやめろという方が無茶なのだ。お腹が空いていない時に食べるのをやめろという誰かの言葉は至言だと思う、そしてそう簡単に実行出来ないからこそ胸を刺されるのだとも。

という訳で今日もだらだらと考えている。時刻は夕刻、なんと仕事の休憩時間に。ずっと自分の思考の垂れ流しをしてみたかったのだから仕方ない。

もっと仕方のない事には、仕事の休憩時間中なので大した言葉が思いつかない。つかないが、ひとつだけある。たぶん人類の大抵が心惹かれる恋愛話。先述の通り、まあメンヘラなものだから愛されたいとは思うのだ。別に誰でもいい訳ではないけれど、趣味を否定せず基本的には自立出来ている者がいい。それでいて、居てくれたら人生が豊かになるとか、お互いにそんな理由で傍に居られたらいい。ああでも、求められたくはある。これもお互いに。好きとか愛してるとか、相手からも欲しい、ハグとかキスとか、相手からも欲しい。見返りを求めないなんて無理じゃないか?と思っていた時期もあるけど、恋愛対象として惚れ込むならその辺りを「見返り」と思わずに「我欲」と思って欲してくれる人がいい。凄いな、いい感じに綺麗にメンヘラっぽい話になっている気がする。

そんな人なら別に、年齢性別体型声質容姿──諸々問わない。問わなさ過ぎて実際に年上の同性と付き合った経験がある。両親からは孫を期待されているので口が裂けても話す事は無かった。たぶんこの先も自分の性的嗜好を話す事はない。遠距離恋愛過ぎて自然蒸発したけど、自然蒸発だから恨み辛みの類もない。別に恋愛感情も持っていない。まあ、何処かで元気ならそれでいいとは思う。ひとつ惜しいなとか悔しいなとか思うのであれば、何かを成す時にそれを話したい対象で在れなかった事。話したい対象ならきっと未だ縁があった筈だから。ちぇっ、あなたの大切にはなり切れなかったんだ。

これが唯一出来た恋人。

片恋なら、幼稚園で一緒だった一個上の男の子。小学校の間はたぶん好きだったけど、小5辺りから想いが消えた。中学受験時代に受験というそれより大切なものが出来たので。不器用だから勉強も恋愛もは出来ない。不器用なのは昔からだ。ポジティブに表現するなら一途になるのだろうけど、世の中求められるのは圧倒的に器用な人だ。その点同期は凄い、……が、ココで仕事の話に踏み切るのは違う気がするので割愛。

そう、実はもっと詩的な文章にしたかったんだ。語り始める、書き始めるととまらない癖もなんとか出来たらとは思うけど、此処は「しずかなインターネット」だからいいような気もしている。とはいえ自分の満足度が落ちれば消しもするのだろうけれど。はじまりの文章、お終い。