夏といえばサメ映画!あの国産サメ映画「温泉シャーク」が、2年の時を経てさらに胡乱になって帰ってきた。本当に嬉しい。

九州全土を舞台に信じられない勢いで進んでいくストーリー、これでもかと投入される大量のクローン温泉シャークたち、サメに追われ逃げ惑う九州の民と可愛い犬、女子高生とサメとマッチョ…と、全体的に観たことのない映像とボケが続くので、途中で息継ぎが欲しくなる。映画って、25分割されたマッチョのトレーニングシーンで画面を埋め尽くしてもいいんだなあ。映画って自由だ。
一番笑ったのはどこだろうと思い返してみると、「しまった!サメは海にも出る!」みたいな台詞かもしれない。温泉から顔を出すサメに慣れすぎていて、サメが海から出てくることを忘れていたので、息が出来なくなるくらいに笑った。観に行った回はちょうど満員だったので、1分おきくらいにシアター全体が爆笑していたような気がする。
前作が温泉シャークの脅威に立ち向かう人間、という割と真っ当なストーリーのサメパニック映画(真っ当なストーリー?)だったので今作はどうなるのかと思っていると、やっぱり続編の鉄板というか、キング温泉シャークはバカでかいメカになるし、温泉シャークを利用しようとする企業も現れるので、こういうのが観たかった…!と大変ご機嫌になれた。もちろん前作で大活躍したキャラクターたちにも、きちんと見せ場があるので嬉しい。ただしスクリーンに映し出される映像は、どれをとっても想像以上に奇天烈で愉快な濃い味付けがなされており、何度か頭が追いつかなくなるかと思った。温泉シャーク、どうかこのまま突き進んでほしい。
温泉シャークのいいところは地元のエキストラさん達がたくさん出てくる点だと思っているので、今回も九州各地でエキストラのみなさんが楽しそうに参加しているのが伝わってきてとても良かった。サメに怯えて逃げる民衆の役なんて、何回やってもいいですからね。エンドロールを観ていたら叫び声のドナーみたいなクレジットもあった気がする。映画って本当に自由だ。
2を観たら前作を見返したくなった。バスダイバーも観よう。