出社日数。
徐々に退職がバレ始める今頃になると、こいつは社内の利害関係から切り離されたと判断されるのか、周りの社員が口々に組織や仕事に対する本音を吐き出すのがおもしろい。聞いたことのない話を、聞いたこともない言い方で話してくる。仕事(役割上)の恨みつらみを抜き取れば、本来の人間はだいたい、やさしい。
まず、ほとんどが徒労に終わったこの数年へのねぎらいや褒め言葉。それから、どこでもやってけそうですよね、次決まってるんですよね〜。ときて。こんなよくわからない会社で精一杯やられてましたよ。ここって頑張った人が頑張っただけ損する会社だから、次にいくって賢明な判断だと思う。それにしてもいっそうここの泥舟感が増すなぁ。残念な組織。社長もやばい。私も身の振り方考えなきゃ…。など。
一方で最後だから、ここぞとばかりに、呆気に取られるような意地悪を繰り出してくる人がいて辟易している。例えば私がPJリーダーをやった仕事を引き継ごうとすると、「そんな仕事は存在しなかったし、そもそもお前は何もやってない」等と言ってきてそこから前に進まないわけです。とにかくお前がこの会社にいたことを認めないぞ、痕跡一つ残させないぞという心意気を感じる。これもまあ、今後の利害関係がなくなったから、本性の一部が剥き出しになったようなもんなんだろう…。嫉妬にしてはあまりに幼稚で情熱的なので、なんだか記念にとっておきたくなった。なお全然仕事はおさまる気配ない。今月の時間外は60hってとこでしょうか。