受験というコンテンツ(2024/02/06)

ここ2ヶ月くらい割と働きすぎていたので、雪の日の午前をお休みし、「二月の勝者」の全話無料公開を舐め回すように読む。女子学院組の友情に涙…。

そして次に何をしたかというと、自分がせま〜い田舎の高校受験で無双しチヤホヤされていた頃のことを長文で書き綴っていた。恐ろしい。自尊心の危機なんじゃないのか?!インターネットの海に大放出するまえに気づいてよかったけど、1ツイートだけチョロ漏れしてしまった。恥ずかしいね、10代にピークのあった人…。

IQの話もそうだけど、自分には大して誇れる能力がないことを、過去の栄光で何とか埋め合わそうとしてしまう。上には上の富裕層が、上には上の頭脳がある事を身をもって知る、そういう脅威や不安の中で、「私はこういう実績があるから、徹頭徹尾バカではないんだ」と主張がしたい。杭を打ち込んで、自分の位置はここより下にいかない、と安心していたい。悪あがき以外の何物でもないんだけど。

私のように半端な田舎ものまで品定めして、露骨にあれこれ言う人は少なかった。でもまったくいない訳じゃなかった。その数少ないあれこれ、がいまだに時々私の足を引っ張る。上京した時はうつ病明けで(治ってなかったのかもしれない)、年齢も若くて、特に人の評価ばかり気にしていた時期だったからよけいこたえたのかな。根本まで折れて過去の栄光ゾンビになる前に大学を去れてよかったと思う。それでも心身が疲れてしまったら、いまだそうなる可能性があるのか。もう何年かで不惑のはずなのに大嘘じゃん……。