学生時代に、大きな失敗をやらかした。積み上げてきたものを、壊してはいけないものをぶち壊した。かろうじて残った瓦礫の山も、まだ積み直せたはずの残骸も、感情に任せて全て吹き飛ばした。
そうやって、跡形も残さず消してしまった。その時はそれが唯一の正解だと思っていたが、あれはやはり失敗だったと思う。
ただ、幸いなことに、決断の主導権を感情に任せてはいけないという大きな学びは得た。感情の渦に巻き込まれそうになる度に、この出来事を思い出しては、自分自身に問いかけている。本当にそいつに手綱を握らせても良いのか?と。
今この瞬間もまさにそうだったので、自戒として残しておく。