今週の土日は、これから始まる一年についてずっと考えていた。望んで進んだ道のはずだが、ぼんやりとした不安がついて回る。それは多分、昔研究室で潰れてしまったときの記憶のせいだ。
だからこそ、同じことを繰り返してはいけない、と思う。そうでなければ、失敗した意味がない。俺の進んできたプロセスは勝ちも負けも全て意味があったと言えるようにしたい。
あの時の敗因は、人に質問できなかったこと。大した能力もないくせにプライドだけは一人前にあって、成功するための手段を選んだこと。自分で言うのもなんだが、人の背中を見て学べる環境であれば何事もそれなりに上手くやれる才能だけはある。でも、あの場所はそうではなかったということだ。
しょうもないプライドは捨てて、結果を出すことに注力しよう。そのための手段は選ばないことにする。安全な道ではなく、危険な道を往く。その場限りの慰めのような選択肢は取らず、長期的かつ高次的な選択をする。自分を守らず、恐怖に立ち向かっていく一年にしたい。