虎の威を借るべきだった

fujisato
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上司に何度も進言して、何度も断られて、しぶしぶ従って事を運んでいたら、案の定上司の方針が間違っていて、俺がしこたま怒られた。

どうするのが正解だったのだろうとか、俺が上司の立場ならこんな事にはならなかったのにだとか、色々と考えて込んでしまって、今日は他の仕事が手につかなかった。

あるべき姿が見えていたのに、そこに至るための努力を怠った。怠った結果、全部自分に返ってきた。そういうことなのかもしれない。

思うに、「誰か頼りになる聡明な人物に頼って、一緒に説得する」が今回の正解だったのだろう。1人ではどうしようもなくて諦めた、それが不味かった。俺は、「政治」をすべきだった。虎の威を借る狐になって意見を通すべきだった。

世の中には、どんなに正論を並べても倒せない化け物がわんさかいて、そういう人達に立ち向かうための武器が「政治」なのかもしれない。今回の出来事でかなり気が滅入ってしまったが、相応の学びはあったのかもしれない。

@fujisato
とあるエンジニアの、人に見せるほどでもない独り言をつらつらと書いています