読み終わると寂しい

深海
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連載中の作品読み終わると続きが待ち遠しくてつらい日々に突入してしまう。

落ち着かなくて感想読みまくってた。

好きなんだけど好きじゃない部分もあって、その部分に触れた感想読むとそう思う人もやっぱいるんだなとほっとしたり。

割と順風満帆な主人公マンセー作品がそんなに好きじゃなく。そうなると判官贔屓な気持ちが湧いて片方に入れ込んでしまう。

今回はダブルヒロインみたいな形だから割を食う側をどうしても応援してしまうし、苦労人な相手役の男に肩入れしてしまいがち。

でも今回のは作者がそれを狙ってるのかな?と思うことがある。

主人公だけを周囲が讃えるけど肝心の主人公はもう片方の魅力を知っていて愛らしく思っている。そして周囲のあまりの過保護や崇拝ぶりを嫌がっている。

これは読者の気持ちとも一致するんだと思う。

相手役の男が、主人公の相手にしてはキャラが薄く感じるけど好き。最初から優しくて完璧なチートキャラって扱いが難しそうなんだけど、甘くて優しいままに魅力を出し始めてるのがすごい。主人公への関わり方が大人で冷静なのがめちゃくちゃ好き。

恋愛のときめきってよりももうすでに熟年夫婦って感じなのもいい。けど、主人公からの矢印が出たらすごく楽しいだろうなって思う。

対抗キャラとしてクールで無愛想でたった一人にだけ執着深いという、絶対少女漫画だったらこっちの勝ち!みたいな男がいるけど、多分こっちとはないから安心して読める。

たまにあまりに重たい執着と独占欲の強いキャラは、胃もたれするというか怖くなってしまう。

激重感情の攻めを書きたいけど、うまく書けない理由がここにありそうな気がする。