ふと思い出したので自分語りをする。あまり気分のいい話ではないと思う。気をつけたし。
小学5年生の頃の話。
学年でまあまあ嫌われていて、その原因はお前にあると言われて。担任はどうしてたんだっけ。よく覚えてない。ただ、もう何も言わない方がいいなと思って。それはそれでウザがられて、じゃあどうしたらいいんだろうなとぼんやり考えていた。
それでも仲良くしてくれる友達はいたけれど、奇数人だったから席順なんかはいつも私があぶれて。でも、たまには誰かと一緒がいいなんて言えなくて。絶対輪が乱れるってわかってたから。
宿泊学習だったか社会科見学だか忘れたけど、電車移動の時も例に漏れず私は1人で。
これが収まりがいいっていつものように言い聞かせて1人でぼんやりと座っていた。たぶん晴れてたはず。
たまたまいたのか。あとからきたのか。向かいの席のおじさんが話しかけてきた。当たり障りのない内容だったと思う。何年生?とかどこに行くの?とか。降りる時に担任かそうじゃない先生がお礼を言っていたから、変な人ではなかったと思う。
当の私は、なんで話しかけてくれたのかわからなかった。もう一人は平気なのに。我慢できているのに。私なんて、蔑ろにされて当たり前なのに。
今振り返ると全然平気ではないだろと思うんだが、昔すぎて完全に感情が断裂してしまっている。少し悲しくはなるけど、それだけ。あの頃の自分はほとんど他人のように見える。
どうも私はいくつかの感覚が鈍っているらしい。それが今の生きづらさにつながってるらしいのだが…根元が遥か底なのでこれでは紐解くのはほぼ不可能だろう。
……書き終えたらまた少し悲しくなってきた。かも。