前にも似た話をした気がするけど、男キャラの表情を描くことが苦手である。なんか、しっくりこなくて。特に笑顔とか。片手で数える程度の男キャラ達はだいたい仏頂面である。まぁ例外はいるけど。本当に例外なので割愛。
なんだろう。妙に小っ恥ずかしいのか、ハードルが高いのか。
前に、いい加減描き慣れておきたいと思った男の子をメインに据えて短編を描いたことがあった。あの話の中であの表情をさせたことが正しかったのかはよくわからないけど、なんとなく「遊び」の部分というか、ここまではやって良いなという指標はできた、気がする。
それとは別に、たまに今まで描いてきた中で一番いい笑顔を描けたな、という瞬間もあって、それが、とても楽しい。
そんな瞬間がもっとあったらいい。今をもっともっと超えたい。いつか胸を張れるように。
直近で描いた笑顔の少年の絵を見返して、そう思うのだった。