2024年1月20日(土曜)の日記
今日は美容室に行ってから映画を観る予定。
ここ1年くらい通ってる美容室、というか美容師さん、ドラマや映画をよく観る人なので、いろいろ情報交換できて楽しい。『カラオケ行こ』と『PERFECT DAYS』を観たいけどまだ行けてないと話したら「早めに観て!」と強く言われた。彼女は『枯れ葉』を見逃してるというので、こちらも「ぜひ観て!」と強くおすすめした。
前回かけたパーマがまだ残ってるので、出しやすいように顔まわりを切ってもらい、カラーも暗めにしてもらう。
美容室が好きだ。髪の毛をきれいにしてもらえてうれしい。シャンプーも楽しい。少し時間ができるとすぐに美容室に来てしまう。
映画館まで歩けない距離じゃないけど、小雨が降ってきたので電車に乗ることにした。
映画は『彼方のうた』。杉田協士監督による舞台挨拶つき。この監督の前作『春原さんのうた』もリバイバル上映をしていて、続けて見ようかなーと迷ったけど、なんか気持ちがいっぱいいっぱいになりそうだったので、新作だけにしておいた。
映画はよかった。これまでで一番ドラマティックな作品だと思った。長編初監督作の『ひとつの歌』に雰囲気が戻ったような感じがした。相変わらず音楽というか、音がいい。視覚より先に音から始まる映画。
映画の感想は別に書いたけど、舞台挨拶も面白かった。話が始まる前に、脇にいた映画館の人が「よかったら、記念写真を……」と言うのが、どういうことかわからなくて。スタッフが撮影する気配が全然なくて、何か監督の立ち位置を指示している。「皆さんもぜひ……」と言うので、もしかして監督がこちらに背を向けて、我々観客を背景にして撮るやつかなって思ったら、監督はこちらを向いたままで、横にポスターが運ばれてきた。私たちが監督(とポスター)を撮るのだ……! 監督に向かって手を振ったら、こちらを向いてニッコリ笑ってくれた。笑顔の写真が撮れた。