葉ね文庫で短歌入門を買った

fukiteasobiki
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2024年1月16日(火曜)の日記

仕事の終わり際にちょっと嫌なことがあった。起きたことはちょっとしたことだけど、かなり嫌でモヤモヤする。文句たくさん言いたいけど、それも嫌で、仕事のやる気も無くなったまま、1時間くらいぼんやりサボって就業時間を終えた。

なんとなく寄り道したい気分になり、外食でもしようかと思ったけど、葉ね文庫が開いてる日だ! 見てみたい歌集もあったので向かった。

葉ね文庫は靴を脱いで上がる本屋。若い人たちが何人かいて、手前の椅子スペースで話し込んでいる。

店主の池上さんに(私は以前の名・とびやまさんと呼ぶが)先日の文フリの盛況ぶりやら何やらを話す。池上さんは聞き上手。そのまま得意になって、先日のイベントで聞いた穂村弘さんの話を、モノマネで再現しながら話した。楽しくて喋りすぎてしまった。

もちろん棚もひととおり見てまわる。いつもあまりじっくり見ない、個人誌が差してある棚の、奥のほうをふとのぞいたら、『めためたドロップスS』があった。友人の歌人、じゃこさんが立ち上げた企画で、私も参加してるもの。久しぶりにぱらぱらめくったら、自分のページが出てきたのだけど、なんか歌が乱暴な感じ! 手を抜いたということじゃなくて、言語感覚が乱暴。こんな歌だったっけ。久々に読んでびっくりしてしまった。

自分は、良くも悪くも言語感覚や表現の良し悪しに関わる感覚が、昔からあまり変わらないと思っていたけど、今とは明らかに違う。

進歩したのなら良いけど……ちょっと愕然とした気分で本を戻した。

肝心の(?)見てみたかった歌集は欲しいけど一旦保留。かわりに我妻俊樹・平岡直子著『起きられない朝のための短歌入門』を購入して、長居しすぎないうちにお店を出た。ぱらっと読んだら、平岡さんのまえがきがすごく良くて、まさに自分のための本だと思った。

平岡直子さんは同世代で、歌を詠みはじめた時期も近いし、結社無所属なのも同じなのに、こうも違うんだなぁと……帰りの電車で読みながら、またいつもの落ち込み癖がむくむく湧いてくるけれど、もうしかたない。

帰宅して、夫が炊いててくれたご飯と、冷凍のハンバーグを食べた。食べながら、録画していたNHKのドラマ『作りたい女と食べたい女』を見る。グルメ漫画やドラマが苦手なので敬遠してたけど、なんか見てるとホワーとした気持ちになるドラマ。

寝る前に、また『起きられない〜』を読む。積読本もたくさんあるけど、どんどん読めそうなこの頃だ。

@fukiteasobiki
それでは日記を書こうかな!