6日目。朝ごはんは前日にSECCOで買ったクロックムッシュをレンジであっためて食べた。
SECCO、パンもお菓子もおいしいから好き。今回のホテルの近くにもあってよかった。ちなみに、看板とかにARTISANって書いてあるパン屋さんはちゃんとそこでつくってるので、おいしい可能性が高いって前に教えてもらった。
それにしてもパリの外食は高いので、インスタを見返してみると「私は部屋にキッチンあるからどうにでもなるけど、こんなんじゃ普通のホテルの人は食費でいっぱいいっぱいじゃないか」と言っている。今(2024年5月1日)さらに15円くらい上がってるからもっと悪いもんなあ。でもおいしいもの食べたいしね。
午前中はホテルの近くに立つマルシェに行ってみることに。昨日買ったワンピースの丈が長いから、いいベルトがないかな~って思って。
マルシェが建つのはメトロの線路の下。1駅分くらいずらっと並ぶ、結構充実した朝市。食料品だけじゃなくて、日用品とか、小間物とか、洋服とか、なんでもある。
奥さまたちに交じって実演販売も見学。今日はAmazonで売ってるのと同じ価格でおまけが付いちゃうらしい。
意外なことにベルトが全然売ってなくて、1往復して帰ろう~ときょろきょろしていたら、チキンやさんのおばちゃんから「味見する?」って声を掛けられて、まんまともらってしまった。冷めてるけど、お、おいしい…!!そこでおばちゃんもう一押し「買ったらアツアツいれちゃうけど」「え、じゃあ2本(←ちょろい)」
1本1€(3本で2.5€っていうことだったけど、さすがに3本はさあ、さっきクロックムッシュ食べてるしさあ、ととっさに踏みとどまった)で買ってまいりましたフライドチキンです。ほんとにあつあつだったからホテルまでダッシュで戻った。
衣はガリガリ、お肉はじゅわっとしてめちゃくちゃおいしかった。袋もイカしてる。こういう袋も持って帰りたいのだけれど、なにせ油まみれだしいつも断念しなくちゃならないのがくやしい。
午後はまたサンジェルマンデプレのほうにいって、モンパルナスに戻って昨日のスーパーでお土産を買って帰ってこようと決めた。サンジェルマンデプレとかオデオンのほう、あの歩きに歩きまくったときしか行ってないから、もうちょっとちゃんと見たい気がして。フラマンとか。あと、母とその友人たちへのお土産はフラゴナールがいいかなって思って。というわけで再び出発。
オデオンで降りて、パリでいちばん古いパッサージュを通ったら、すごく繁盛しているイメージだったレストランがなくなっていた。あんなににぎわってたのに潰れるんだ、へえ、としばし立ち止まってしまう。その後、あの辺にしてはお手頃価格&おいしいレストランがオープンしたらしい。アイス屋さんもとなりにできて、そのアイスがすごく評判よさげなので、次に行ったら食べたいと思ってるところ。
黄色い本屋と呼んでるお店にちょろっと寄って、パリに来るたびに観測しにいくL’ATLASの相変わらずの盛況っぷりを眺めつつ(あるとき、隣の花屋が潰れてそこにもアトラスの客席ができたときは感慨深いものがあった)
今日は外でお昼を食べるつもりだったけど、思いがけずフライドチキンを食べてしまったのでプロフィットロール。アイスクリームぎっちり、チョコたっぷり、ホイップクリームどっさりで大満足。甘いものを食べて元気になって、ちょこちょこちょこちょこお店に入りつつ、サンシュルピス教会のほうへ歩いていった。そしたら、詩の文学フリマみたいのがやってて
興味を惹かれてぐるっと見て回る。出店の単位がたぶん出版社とか作者で、書店じゃなさそうな感じ。表紙だけ見てもそれぞれに特性があるのがわかっておもしろい。なんか堅そう、とか。中のフランス語の格調が高そう、とか。詩ならチャレンジしやすいかもと、お店番をしている人に「私にも読めそうなものはありますか?」って聞いて買ってみようかなと一瞬考えた。でも勇気がなくてやめた。だめだね、せっかくなんだからがんばってみればよかったのに、と今は思う。
その後フラゴナールに行って無事に日本で待つマダムたちへのお土産を購入。自分にもひとつバッグを買っちゃった。そういえばこの通りも今回歩いてないかも、とびっくりしつつレンヌ大通りをてくてく歩いて、モンパルナスへ。途中のエタム(下着&服屋さん)や1,2,3(服屋さん)、アンドレ(靴屋さん)なんかも一応見つつ。私がモンパルナスのホテルに泊まるときに寄るセッコもこの通りにある。
よし、買うぞ!と乗り込んだE.Leclerc(ウ・ルクレーが一番発音としては近そう)。昨日めぼしをつけておいたコンデンスミルクとか、お菓子とか、インスタントスープ、コンソメとかどさどさどさっと買う。ついでに日用品とか雑貨とか買えないけど冷凍食品とか、時間をかけてじっくり見た。スーパー好きとして大満足。
さすがに手持ちのエコバッグに入らず、1個買うことに。これがすごくよかった。
大容量、ちゃんとした麻のエコバッグ、1.99€だったかな、とにかく300円くらい。こう言ってはなんだけど、持ち手を黒にして(素材は一緒)、柄のプリントをボンマルシェにしたのは3000円ぐらいだったよ。この深いグリーンもすてきだし、大満足。現在も大活躍中で、くたってきてまたいい味を出してるところです。また行ったら買いたい。麻だから濡れてもまあまあ、って感じだし、雑に扱えるのがほんとにいい。あと軽いところ。
すごくいいもの見つけちゃった、とうきうきしつつ、最寄り駅に戻る。明日はもう帰る日なので、お夕飯はホテルの近くのカフェで
オランジーナとチキンサラダ。今日は鶏肉ばっかり食べてるな、とお料理を目の前にして思った。遅い。パンがちっちゃいバケツに入ってきてかわいかった。
炭酸のビンにスプーン突っ込んでおくと気が抜けないって都市伝説かと思ってた、ほんとにやるんだ、とこそこそ写真を撮ったりしつつ
食後はカフェノワゼット(エスプレッソにちょっとミルク入れたの。デミタスカップで来る)だけ飲んで帰宅。
お部屋でチーズケーキと桃(名残惜しい最後の桃)を食べた。日本から持ってきたほうじ茶といっしょに。
そしてそのあとはひたすら荷造り!!JALは荷物を2つ預けられるのが本当にありがたい。帰りに1つ増えるバッグは45L入るけどぺらんぺらんな布製なので、開けられてもいい、かつ壊れないもの(洋服とか)を詰め込みつつ間にちょいちょい何か入れる感じ。スーツケースのほうは、「よいしょって軽い気合で持ち上がれば20キロ」って感覚なので、閉じてみて、持ち上げて、うーん、を繰り替えす。超えちゃうときもあるんだけど、2つ預けたときは袋のほうがむちゃくちゃ軽ければ(12キロとか)足して2で割れば収まってるからいいよ、って目をつむってもらえることも多くて(移してっていわれるときもあるけど)、最終的にはまあいいかなんとかなるでしょ、で終了。以前、こりゃ重いなってわかってはいて、かつ空港までのタクシーの運転手さんに「なんじゃこりゃ赤ちゃんでも入ってるのか」と驚かれたときは、さすがに移せって言われた。