ポケモンスリープでヒノアラシを愛でていたらおすすめされたのでプレイ。
オープンワールドのゲームが苦手だ。多分に先入観が入っているとは思うが、
・幅の広い遊び方の代わりにシナリオの濃さが犠牲になっていそうな所(小説や漫画ではなくゲームを主にして創作物に触れてきたため)
・自由に遊ぼうということで目的地を明確にしていなさそうな所(指示が無いと迷ってしまう、タスクをクリアしていくことで達成感を得ているため)
だいたいこの二つだ。ティアーズオブキングダムなんかはプレイしているのを少し眺めたことがあるが、大量にある持ち物と目の前の光景から考えられる複数の選択肢を選んで仕掛けを解いていく様はぼくにはとてもできないと思ったものだ。あ、ホグワーツレガシーは少しプレイしたけど長続きしなかった。
というわけでレジェンズアルセウスもオープンワールドゲームと聞いていたので少し及び腰で始めたのだが、上記2点については前者(シナリオの濃さ)は正直大したことはなかった。しかしこれはオープンワールドライクのゲームであるからというより、元々20~30時間でシナリオはぎゅっとしつつあっさり系で作っているように感じた。それはそれでおいしいよね、龍が如く7外伝みたいな(あれはもっと濃いか)。それでいながらセキとカイをはじめとしたキャラクターの魅力にも引っ張られていたと思う。カイのキャラデザ、かわいすぎる。2択はセキを選んだんだけども。後者(目的地がはっきりしていない)はまったくそんなことはなく、どこの誰に話しかけに行けばいいかはっきり示してくれたし、詰まったらやることはポケモンを捕まえることだけなのでやることはシンプル。そしてこのポケモンが大変かわいくて恐ろしいので時に癒されスクショを撮り、プレイヤーに向かってはかいこうせんを撃つ様を見て悲鳴を上げて逃げ回る。出現するポケモンはストーリーを進める毎に変わるので(共通で出現するポケモンもいるが、これはこれでどこでも生きられる生態なんだなあと思う)、終盤に雪山に行っても新鮮にユキワラシカワイイ~とステージを走り回った。ポケモンはなんとBWぶりなので、3Dで動くポケモンの一挙手一投足や暮らしぶりが新鮮に感じられた。
オープンワールドの定義がはっきり理解できているわけじゃないけど、たぶんこのゲームは真にオープンワールドのゲームでは無いのかなと思った。真のオープンワールドはいちいち村に帰らなくても湿地や海を行き来できるのではないだろうか。まあ直接移動出来たら便利だなとは思ったんだけども、少しずつ解放されていくステージと少しずつ解放されていく移動手段のおかげで、地図上でもシナリオ上でも道に迷わなくて済んだなと思う。
ギラティナまで倒したので、今までのポケモンで一度もやったことがなかった図鑑埋めにチャレンジしてみたいなと思う。初手から図鑑を埋めるのが目的とはっきりしているので今までになくコンプリート欲も刺激されながらプレイできた。