原作は全話無料の時に途中まで読んだのでキャラの名前はわかる。
原作はシリアスに話を進める中でもかなりの頻度でギャグを挟むイメージだったので、序盤殆どギャグが無かったり「俺は不死身の杉元だ!」の決め台詞を短時間で2回出したりしていて大丈夫かな…?と思ったが、白石が出てきてからギャグ描写がグッと増え、引っ張られてシリアスパートのテンポも良くなったと思う。キャラ名がバンッ!バンッ!と出つつも活躍が控えめなキャラも「今後どう絡んでいくんだろう」と興味を持たせる出番や演出。元ネタ無しのいわゆるオリジナルキャラクターたちの中でやっぱり「土方歳三」の文字はおっと思わせる力があるなあ。後は事前で気になっていたのはやはりグロ表現がどうなるかだったけども、「カットはしないが画面には映さない」手法だったので三次元ガッツリグロがダメな人でも見られるラインには収まっていたと思う。ヒグマ、あまりにもこわい。
どこかがおかしいキャラがわんさか出てくる漫画ではあるものの、映画を見て1番”おかしい”のは杉元なんじゃないだろうか…と感じた。
エンドロールが3回あるのでエンドロール即離席の人には罠な映画。しかしエンドロール中にも映像を盛り込んでいる部分もあるので、長編漫画の映像化はどうしても尺が足りないけどあれもこれも描きたいよ!という製作陣の愛情を感じた。