高校生の頃、手紙を書くことにハマっていた。
同じ年頃の子、数人と文通のようなことをしていた。たぶん、その頃にしずかなインターネットがあったら、きっと何かを書いていた。何をあんなに熱心に書いていたのだろうな?思い出せないけど、きっと思い出したら恥ずかしいだろうから、思い出せなくてちょうどいい。
長野の友だちとは日本語だったけど、マレーシアの友だちやイギリスの友だちとは英語だったので、書くのも読むのもわりと大変だったように思う。イギリスの友だちのちょっとまるっこい感じのアルファベットの書き方がかっこよく見えて、文字の書き方も寄せてみたりしてた。
通学の時、電車で席に座れたら、膝の上に通学カバンを載せてその上に便箋を広げて、ちょっと背中をまるめて手紙を書いていた。もしかしたら勉強熱心な高校生に見えてただろうか?今ならスマホでメールとかLINEメッセージとか送ってたのかな。
大学生になったらあんまり書かなくなって、いつの間にか途絶えてしまった。今みんな、どうしているのかな?…とはいえ、インターネット以前の世界のできごとなので、繋がりをたどるものもないし。英語もぜんぜん書かなくなったし、話すなんてもっとできないと思う。また勉強を始めてみようかな。