私のSNSとのかかわりは、大学の仲間にmixiに招待されたことから始まる。mixiでは、懐かしい人々とネットで再会したり、同業者や同じ趣味をもつ人との出会いもあり、ネットでのおしゃべりを楽しんでいた。自分のページは縁側に誰か遊びに来てくれるイメージ、コミュニティのページは広場にみんなが集まるイメージで、とにかくおしゃべりしてた。mixiをきっかけに友だちになって、今も関係が続いている人もいる。
印象に残っているのは「同じ種類の野菜がたくさんあって(もらって)困ってる!調理法を教えて!!」みたいなコミュニティがあって、アイデアを交換しあったこと。本当に助かったし、名前のないレパートリーというか調理パターンが増えて、ありがたかった。
mixiの地方版みたいな感じで、NというSNSにも夢中になった。mixiが大きくなりすぎたな、と感じる時期にもこじんまりとして居心地はよかったし、県内のことをいろいろ知れた。何回かオフ会にも参加して、すごく楽しかったけど、N自体がなくなってしまった。(運営するのにお金は大事。)
mixiやNに並行して、twitterも始めた。俳優の田辺誠一さんが大好きで、彼のウェブサイトを見てたら、ある日twitterを始めたということを知り、なにものだかぜんぜん知らないtwitterとやらを調べて、とりあえず登録してみたのが始まり。いくつかの自己紹介ツイートをして始め、田辺さんとファンの方たちとの大喜利のようなやりとりを見るのが楽しかった。あの頃のtwitterは単なる遊び場、社交の場で、行政や企業の公式アカウントもほとんどなく、お知らせツイートではなくて、ただのおしゃべりが流れていた。俳優みたいな有名人でもtwitterやるんだ!みたいな感じもしてた。
twitterはその時の自分の状況に応じてフォローするアカウントを変えていってる。たとえば、子どもが保育園に入る前は同じ月齢の子育てをしている人をたくさんフォローしてやりとりをしていたけど、今はぜんぜん。(みんな元気かな?)不妊治療をしていた時は、別の専用アカウントを作ってつぶやいていた。似たような状況でがんばっている、同士みたいなもので、すごく励まされたし、おかげでなんとか精神状態を健康に保っていられたように思う。やりとりをしていた人たちには、すごく感謝している。
私の生活も変わっていくし、SNSも変わっていく。ずっと同じ使い方を続けられるわけではないから、昔を懐かしみつつもあらたな使い方を模索していかなくては、と思う。twitterがXになってしまった今、おもにエンタメの情報収集に使うことが増えた。まあ、それはそれで楽しいんだけど、変わってしまったな、とは思う。
そんなこんなで、mixiはやめてしまったし、Nはなくなってしまったし、twitterはXになってしまった。現実世界ではないネット世界でのコミュニケーションも楽しいので、これからも続けたいと思っていて、今のところ、Xをどんなふうに続けていくかが目下の課題である。