「月と散文」を読んだ

fumi
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又吉直樹さんのエッセイ「月と散文」を読んだ。

月曜の夜にやっているラジオ「又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間」を聞くのが好きで、毎週楽しみに聞いている。その中の又吉さんが書いたエッセイということで読んだ。ラジオで聞いたような話もあったり、わかる!共感する!という話もあったり、めんどくさい人だな~という話もあったり、笑ってしまう話があったり、いろいろ詰まっている。

見事だな~と思ったのは「しりとり」で、ちょっと変わった文章だなと思っていたら、句読点の区切りでしりとりになっていて、そのことに途中で気づいて読み返してみたら、ほんとに見事だな~と思った。

「全然、乾いてないやん」も考えさせられるという点でおもしろかった。「ある舞台の公演が二日前に中止になった、というネットニュースを読んだ。」から始まり、それについて考えたことが書いてある。たとえがおもしろくて、この本を読み返すときにはこれを最優先で読みたい。

この本は「あとは寝るだけの時間」を聞いている友人にも勧めようと思う。

@fumi23
すきなものの話を書きたいと思います。誰かが読むかもしれない自分のノートと思って書いてます。