短歌侍の思い出04。NHK短歌 短歌侍への道、5月1日の放送のメモです。矢花くんの発言を中心にメモしています。
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矢花:中学校の時の担任の先生(現在マレーシアで教えている)から久しぶりに連絡あり
本髙:ライバルと肩書き追加した友と明日は昨日と同じ親友→(添削後)ライバルという肩書きは増えたけど友は明日もずっと親友
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テーマ:スマホ
矢花:夢の中で曲を思いついたりする時、忘れないように録っておこうとする
小沢:それは、ポール・マッカートニーのエピソード
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五七五七七の定形はどうして大切なのか?
矢花:リズムが気持ちいいっていうのに昔の人は気づいて、それから使っている
栗木:日本語は五音七音などの奇数と相性がよい
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リズム、調べ
注意するポイント:短歌をブツブツ切らない
切れ・切る:名詞や述語で終わること
述語:主語を受けて文末に来る、動きや状態を表す
名詞で終わること=体言止め
初心者のうちは歌を切るのは1~2回というふうに意識したほうがよい。
歌がリズムよければ多少の字余りも許容
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短歌のリズム
雨音をスマートフォンで録ってみて[熱唱]という見出しをつける 土岐友浩
矢花:こうやってみると、短「歌」っていう言葉に歌って入る意味がわかる。
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エピソードを短歌に
テーマ詠:テーマに沿っていればOK、題を読み込む必要はない。
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写真より小さな画面の中だけどいつでも見れる娘の笑顔 矢花黎
→写真より小さな画面に並んでるでも取り出せる娘の笑顔
花嫁の笑顔咲かせたカメラマンパシャリと鳴らす親指は母 本髙克樹
→母の親指パシャリと動く
母さんが見つけて撮った幸せな笑顔ばかりの小さなアルバム 小沢一敬
→「幸せな」を「チャペルでの」に
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エピソード(矢花)スマホデビューして1か月たたないうちに、スマホ紛失。父と探して、画面が粉々になったスマホを発見。
題詠:必ず題を歌に詠み込む。
スマホ、スマートフォンという言葉を入れて詠む。
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バキバキに割れた画面のスマホから父さんに打つ「ごめん」のメール 小沢一敬
ひび割れたスマホ見つけた通学路隣の父に何を言おうか 本髙克樹
→(このままでもOKだが)隣の父も僕も無言で
ひび割れて黒く静かなスマートフォン画面の奥には悲しげな僕 矢花黎
→「画面の奥に僕を沈めて」
矢花:(自分のエピソードでみんなが短歌を作る)うれしいですね。みんな、そんな僕のことを真剣に考えてくれて……っていう気持ちになっちゃいます。
小沢:コーナーだからやってるだけだし!笑
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短歌のリズムを大切に、切りすぎないように。
これからも傍に一緒に居て欲しい願えどスマホは見つからなくて 矢花黎
→これからも一緒に居てと願うけどスマホは意地悪見つからなくて
お互いにスマホ向け合う両親に自撮り教えた家族記念日 本髙克樹
→エピソードに臨場感があってよい。「家族記念日」を「連休初日」など
朝七時洗面所で会う自分より先に目が合うスマホの画面 小沢一敬
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復習侍
矢花:そもそもの題材選びが敗因ですよね。収録終わった時に、今回正直けっこう調子わるいなと思いつつ出してたんだよねって言ったら、急に手を抜いてきたかと思ったと言われた。悔しいですけど、自分でもよくないと思ってたから、ある意味妥当な評価だなと。小沢さんの短歌を見た時に、時間とか洗面所の前にとかでいろんな風景が見えてくる作品。それがなかったなっていうのも反省点のひとつ。伝わりやすい短歌を作りたい。
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(NHK短歌の公式サイトに掲載された#短歌侍への道)
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Eテレの公式Twitterより
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