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        <title>春蔦書房 - しずかなインターネット</title>
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        <description>春蔦書房 さんの記事一覧のRSSフィードです</description>
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            <title><![CDATA[星一匙／短歌]]></title>
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            <pubDate>Tue, 07 Oct 2025 00:31:32 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[歩き出す靴が行く先知らないの私を庭に運ぶのね
目を閉じて嫌いだったよ見たくない朝がどうしてきらきらひかる
足元に視線に襟になにもかも魔法をかけて連れ出して
指先に弾けて消えて輝いたあなたの花火あなたの言葉
おやすみに代わる言葉を探し出す丁寧に夢と朝日に贈るため
夜を往く列車は遠く今度こそ遥か旅路を揺られに行こう
窓からは星が流れて押し出されあなたは二度と来なくていいよ
見てみたい「いつかあの星変わ…]]></description>
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            <title><![CDATA[はるひとえ／俳句]]></title>
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            <pubDate>Tue, 07 Oct 2025 00:29:27 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[包装紙破っていいよ嬉しいの
揺れる花指に摘まんだ夜の果て
寄り添って梅に鶯あなたには
然様なら星なら遠く遠く行け
花を蹴る足が向かうは夏の海
傘の外あなたにふれる花時雨
彩が咲く原稿用紙手を重ね
きみといく夏の制服死体遺棄
十六夜のひとくちせーのケンタッキー
また来たよ推しとの遭遇いつも事故
もくもくとクリームソーダ泡の雲
何処からと見上げた先に秋桜は
夕涼み私の頁風は未だ
秋の雨花は地面に木を見…]]></description>
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            <title><![CDATA[【日記のようなエッセイのような】きみのはなし]]></title>
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            <pubDate>Tue, 07 Oct 2025 00:24:49 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[――小さい頃の記憶。わたしが親から貰った物語、その多くはディズニー映画だった。白雪姫が森の中を逃げていくあの怖さ、オーロラ姫の美しいダンス。ベルが街を進む楽しそうなのに本当はそうでもない朝。ティモンとプンバァの歌。自分にとってはよくあるけれど宝物として大切にしていたアリエルの存在。頁をめくるように楽しんだ百エーカーの森の物語。ファンタジアの魔法の世界。
――最近の心境。人間の事は好きだけれど、きっ…]]></description>
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            <title><![CDATA[【日記のようなエッセイのような】ミルクスープ]]></title>
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            <pubDate>Tue, 07 Oct 2025 00:23:08 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[バターの事を、バタ、と呼ぶのが好きだ。子供の頃読んだ本に、石井好子の「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」という本がある。内容はほとんど覚えていないのだけれど、バタ、とバターが書かれているのを見て、なんて素敵な響きだ、と感激したのを覚えている。あまり文章にする時にバタ、とは書いていないけれど、今日はバタ、と書いてみたい。
片手鍋にバタを落す。だいたい五グラムくらい、もう少し入っていても今日は良い…]]></description>
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            <title><![CDATA[【日記のようなエッセイのような】右手の指輪]]></title>
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            <pubDate>Mon, 06 Oct 2025 22:29:56 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[出かける時、たいていわたしの小指には指輪がある。右手の小指のピンキーリング、右手の中指の指輪。この二つは同じものをいつも着けていて、あとは左手の人差し指にその時々で着けたいものをしている。イヤリングやネックレスを着けない時はあるけれど、右手の二つの指輪は、何処に行くにも着けているように思う。
ピンキーリングというものの出会いは小学生の頃の話だ。お祝いに買って貰った、青いガラスが花弁になった、花モチ…]]></description>
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            <title><![CDATA[【日記のようなエッセイのような】音を聞く]]></title>
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            <pubDate>Mon, 06 Oct 2025 22:25:28 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[病院の待合、「きらきらひかる」を読んでいた。「きりん座」「訪問者たち、眠れる者と見守る者」のあたり。ざるにあけたままの野菜から滴る水のつめたさを、読みながら考えていた。わたしは野菜が嫌いなので、水洗いされただけの野菜を前にしたら逃げるしかない。でも笑子ちゃん達は美味しそうに――体が求めるままに？――それを食べる。歯が野菜に食い込んで、齧る、その音の瑞々しさを耳にしたかった。
普段はしていないけれど…]]></description>
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            <title><![CDATA[【日記のようなエッセイのような】今日、ダビデの街で]]></title>
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            <pubDate>Mon, 06 Oct 2025 22:21:33 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[「今日ダビデの街で　救い主が生まれました」
確かそんな歌詞だったように思う。わたしが歌っていたのか、それとも誰かが歌っていたのを聞いていたのか。幼稚園生の時のページェントは、うっすらと、天使の役を一度したな、そんな記憶しかない。それでもわたしの中には、この世界にはたくさんの人々がこの日を祝って過ごしているのだ、という認識がある。今日は、せかいじゅうのたくさんの人々にとっての、とても大切な日なのだ。…]]></description>
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            <title><![CDATA[【日記のようなエッセイのような】北極星]]></title>
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            <pubDate>Mon, 06 Oct 2025 22:13:34 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[それを聞いたのは東京のプラネタリウム、端の席にわたしは姉妹に囲まれ座っていて、そんな中穏やかな声で語られた。北極星は、変わるらしい。
現在の北極星はこぐま座α星、名前はポラリス。わたしはずっと、これだけが北極星なのだと思っていた。不動にして不変、そんな星なんだとばかり。けれど実際にはそうではなくて、以前には――これはネットで見た情報だけれど、およそ紀元前一万二千年頃――どれだけ以前の事か！――こと…]]></description>
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            <title><![CDATA[【日記のようなエッセイのような】星の欠片]]></title>
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            <pubDate>Mon, 06 Oct 2025 22:07:48 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[中学生の頃の話だ。わたしはニュージーランドのある牧場の家に短いファームステイをしていて、ある晩に家の裏のゴルフ場で星を見ていた。満天の星空と呼ぶにふさわしい、暗くて明るい、言葉にならない程に綺麗な星空だった。ずっとあの日の星空を言葉にしたくて小説を書いている。あれほどの綺麗なものを、わたしの言葉で伝えるために。
だからわたしにとって星というものは素敵なもので、大切なもので、書く理由そのものである。…]]></description>
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            <title><![CDATA[【日記のようなエッセイのような】ケーキを焼いて、本を読んで]]></title>
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            <pubDate>Mon, 06 Oct 2025 21:59:39 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[白と黒のワンピースを着た。ピンクのくつしたを履いて、レースのカーディガンを羽織り、髪はお気に入りの紫の髪留めでハーフアップにする。ひととおり満足して、耳にイヤホンをして、休日にいつも聞いているみきとＰの「MIKIROKU」というアルバムをシャッフル再生でかけてから、文庫本とスマートフォンだけを持ってキッチンに向かった。今日はケーキを焼こう、と決めていた。
昼過ぎに起きたわたしは、夢見が悪かったので…]]></description>
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            <title><![CDATA[【日記のようなエッセイのような】レース、刺繍、素敵なもの]]></title>
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            <pubDate>Mon, 06 Oct 2025 21:51:42 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[クローゼットを開けて、まず目に入るのは白だ。白いブラウスが好きで、それも、レースのついているものが好きなので、だから次に入るのはレースだ。その次は、スカート。くるぶしより、すこし上くらいの長さが好き。ブラウスは白が多いので、スカートはカラフルなものが多く並んでいる。淡いパステルカラーの緑のチュールスカート、黒いレースのスカート、ストライプ柄の水色のスカート、紺色の滑らかな手触りのスカート、デニム素…]]></description>
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            <title><![CDATA[死に装束で闊歩せよ]]></title>
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            <pubDate>Mon, 16 Dec 2024 15:26:25 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[レース。
白いブラウスはレースで縁どられたとっておき。ボタンも白で、つやつやした貝で出来ている。スカートは白いフレアスカート。ちょんと足首が出るくらいがちょうどいい。お化粧は控えめに。リップだけ、明るいピンク。わたしと摩弥の、お気に入り。
深夜わたしは家を出て、鍵をかけたらその鍵をぽいと玄関の前に落とした。「いってきます」は誰に言うでもなく、誰かに向けるでもなく、ただ文字で書くとしたなら「逝って来…]]></description>
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            <title><![CDATA[私に花を]]></title>
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            <pubDate>Mon, 16 Dec 2024 15:25:49 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[ヒロインになりたい。そうしたらきっと全ては思いのまま。私を愛する特別な誰かは、私が愛するひとになる。そうすればきっと私は無敵。ガラスの靴を履いて、妖精の作ったドレスを着て野獣とだって踊れる筈。
野獣が先生なら、の話だけども。
「――はい、じゃあ今日もスケッチに出ましょうね。校内ならどこでもいいから、好きなものをしっかり描いて来てください。十分前には戻って来てね、はい、解散」
みんなプリーツスカート…]]></description>
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            <title><![CDATA[唇を食む／星子]]></title>
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            <pubDate>Mon, 16 Dec 2024 15:25:13 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[星子は名前についてるくらいだからって理由で星が好きで、だから天文部に入って来た。星子とはその頃からの付き合いで、結局もう十年近く「付き合い」を続けてる。一年後輩だった星子は今年二十五になって、星子曰く「普通のOLとして普通に働いている」、らしい。働く事に普通なんて無いわと私が言ったら、それは確かに未玖みたいな仕事してれば普通になんて働けないけどね、と笑って返された。私は宇宙工学の研究をしている。だ…]]></description>
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            <title><![CDATA[唇を食む／未玖]]></title>
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            <pubDate>Mon, 16 Dec 2024 15:24:42 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[ずっと未玖が好きだった。だけど私は未玖には釣り合わないと思ってた。私はどうしようもなく平凡で、平凡以下で、だから未玖みたいな凄い人には似合わないと思ってた。未玖がどれだけ私を愛してくれてたって、私は未玖を純粋にはもう愛せなかった。いつまでも制服姿のままでいられれば、子供のままでいられれば、また違ったのかもしれない。でも私達は大人になってしまった。私は勉強もスポーツもできない、その場凌ぎがちょっと上…]]></description>
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            <title><![CDATA[わたし]]></title>
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            <pubDate>Mon, 16 Dec 2024 14:52:52 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[パフスリーブのロングワンピース。黒いワンピースの襟や袖には、白いフリル。肌は出さない、そんな事はしない。白いエプロンにも、フリルはたくさん。わたしはこの制服が好きだ。メイドの誇りが詰まっている。わたしは、この御屋敷で働くメイドのひとり。旦那様にも、奥様にも、お嬢様にも坊ちゃまにも、私は多くのメイドのひとりでしかない。それでいいのだ。わたしは、メイド。それだけ。
今日は、皆様がお揃いになったテーブル…]]></description>
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            <title><![CDATA[湖底のスピカ・4(完)]]></title>
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            <pubDate>Mon, 16 Dec 2024 13:33:41 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[妖精たちがざわめいている。何年ぶりだろう。この森の妖精たちは静かで穏やかな子たちが多いからこんなことは希なのだ。現に私は、数年前少年が森に入り込んだ時しか妖精たちのざわめきを聞いてはいない。
長寿な人魚の私がここまで成長するのに随分時間がかかった。妖精たちの姿は変わらないまま、実体のない姿で私に色々な事を教え私を育んだ。森の妖精たちは私の師、オンディーヌは私の母だ。変わらない穏やかな日々を好む妖精…]]></description>
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            <title><![CDATA[湖底のスピカ・3]]></title>
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            <pubDate>Mon, 16 Dec 2024 13:33:03 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[「ジャン、好きなように……生きなさい」
愛してるわと言い残して、あっけなく力ない手は垂れた。その春最後の雨の日だった。
にわかに暑さを感じるようになり、季節はそのまま雨季に入った。酷い雨が続いている。
月には大きな魔力があるらしい。王家お抱えの、職業としての魔法使いたちはその力を使って結界を張っている。ミハエルが教えてくれたことだ。技術としての魔法なら都市にいけばそこそこ普及しているらしくて、雨雲…]]></description>
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            <title><![CDATA[湖底のスピカ・2]]></title>
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            <pubDate>Mon, 16 Dec 2024 13:32:15 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[「西の村の悪魔ってのは君のことかい？」
声をかけてきたのは三十代半ばの屈強な大男だった。無精ひげを生やしているので厳つい印象があるが、人好きのする好意的な笑顔を浮かべているので怖くはなかった。
「あんた誰」
この質問はつい先日もした気がする。先日と言ってもあの森に入り込んでからもう二週間が経とうという頃だ。あの日の記憶も細部は忘れつつある。
「俺はミハエル。一昨日近くの街に来た旅一座の者だ。住民か…]]></description>
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        </item>
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            <title><![CDATA[湖底のスピカ・1]]></title>
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            <pubDate>Mon, 16 Dec 2024 13:31:05 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[町外れにある大きな森にはたくさんの魔法生物が生息しているらしい。国の偉い人たちによって聖域とされた、許可の無い人間が立ち入ることを禁止されたとても静かな森だ。
その森は高いフェンスと強固な結界魔法で守られている。だからおれは何日間も真夜中に家から抜け出して、おれみたいな子供が通れる程度のフェンスの穴が空いた場所と、その外側に張られている結界が少しだけ薄くなるタイミングを調べ上げた。
新月の夜。街が…]]></description>
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            <title><![CDATA[エルフェン・トープの崩れる日]]></title>
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            <pubDate>Mon, 16 Dec 2024 13:23:34 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[「つばめちゃん」が今年もやって来る。僕のモナムールの恋人だ。モナムールに会うために、ティル・ナ・ノーグから遠く離れたこのエルフェン・トープ――モナムールの閉じ込められた牢獄に。
モナムールが人間に攫われたのはもう随分前の話になる。モナムールは珍しい暗がりに光るチューリップで、それを聞きつけた人間がティル・ナ・ノーグにまでやって来てモナムールを根から掘ったのだ。モナムールはあまりの事に一度散って、球…]]></description>
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            <title><![CDATA[ほんとうの友達]]></title>
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            <pubDate>Mon, 11 Nov 2024 08:12:02 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[博士は恰好つけたがりなので、そう広く無い研究室を徘徊しているだけであってもかつこつと高らかに靴を鳴らせて歩く。だがそれもこの部屋の中でだけで、博士は一歩部屋の外に出ると足音はおろか気配すら消して歩くようになる。器用な方だと最初は感心していたのだが、びびりなだけだと気付くのにそう時間はかからなかった。博士が胸を張れるのは自分一人の時か、そうでなければ僕と二人きりの時だけなのだ。博士は年の割りに背が低…]]></description>
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            <title><![CDATA[鍋を食べる]]></title>
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            <pubDate>Mon, 11 Nov 2024 08:10:43 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[「結婚する事にした」
報告の場にがやがやとうるさい食堂を選んだのがいけなかったのか、真鍋の前に座っていた友人の美川は「今なんて？」と聞き返して来た。
「結婚する」
「誰が？……お前が！？誰と！？」
叫びながら、だん、とテーブルに手をついて身を乗り出してくる。周囲から迷惑そうな視線を向けられるが、真鍋と美川は気にしていないようだった。真鍋は自分のカレーうどんを啜り、やっぱりきつねうどんにすれば良かっ…]]></description>
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            <title><![CDATA[はるのうた]]></title>
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            <pubDate>Mon, 11 Nov 2024 08:01:02 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[好きな物について書きましょう、そんな作文の課題が出た。真面目に書いている生徒なんて一握り、殆どは面倒なだけで楽な課題だと思って取り組んでいたと思う。私はそれなりに真面目には取り組んだけど、生憎表現力というものに欠けているので可もなく不可もなくというような、ただの合格点を貰っただけだったし、そもそも何について書いたのかすら覚えていない。
だけどクラスの中でたった一人、たった一人が書いたその作文を、私…]]></description>
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