職場で貴重なのは

fuminaru
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 2人1組で働くことが多い。相棒次第で働き方が変わる。息が合う同僚と一緒だと仕事が捗る、と思うかもしれない。でも息が合いすぎると雑談に花が咲いて、かえって仕事が進まない。一番捗るのは「ちょっと苦手だけど仕事ができる同僚」と組む時だ。雑談する余地がないから、仕事に集中するしかなくなる。

 仕事ができない同僚と組むと気が楽だ。サポートする側に回ることが多く、恩を売ることができるから。職場ではできるだけ多くの人に恩を売っておくべきだと常々思っている。それだけ働きやすくなるし、いざとなったら誰かに助けてもらえるから。情けは人のためならず。普段からニコニコしているのは素でもあるけれど、そういう意図もある。

 一番一緒に働きたくないのは、嘘をつく同僚だ。私の職場にも平気で嘘をつく人間がいる。しかもすぐバレる嘘を。どうせ嘘をつくなら巧妙にやればいいのに、そういう頭はないようだ。そのあたりの心理はよく分からない。いずれにせよ嘘をつくから信用できないし、信用できないから仕事にならない。1人でやった方がマシだ。

 人間を何人か集めれば、中には1人くらい平気で嘘をつく人間が混じっている。油断できない。それだけに信頼できる相手は貴重だ。仕事ができるかどうかに関係なく、自分の背中を安心して任せられる同僚に勝るものはない。

@fuminaru
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