キリスト教会は本当にピンキリだ。若手ばかりで年輩者の居場所がない教会もあれば、年輩者ばかりで若手が介護要員のように使われる教会もある。叫んで踊ってパーティみたいな教会もあれば、終始静かに礼拝する教会もある。たぶん私が知らない、驚くような実態もまだまだあると思う。
でもどれだけ違っても「キリスト教会」という看板は同じだ。そして当然、初心の人にそんな違いは分からない。だから初めて行った教会がその人にとっての「教会」になる。願わくば、どうかそれが良い経験でありますように。
悲惨なのは、初めて行った教会が酷かった場合だ。カルトまがいの教会だったら尚のこと。教会嫌いのキリスト教嫌いになるのはほとんど避けられない。
でもこういった事実はあまり知られていない。キリスト教の詳しい勉強なんて義務教育ではしないし、まして教会の種類の話など皆無に近い。担当教員がたまたまクリスチャンで、そういう事情に精通しているなら、授業外の雑談とかで触れることもあるかもしれない。でもそんなの宝くじで1万円が当たるくらいの確率ではないだろうか。
だからキリスト教会に初めて行く人は注意してほしい。せめて事前に各教派について調べるくらいはした方がいいと思う。