ある大学生の話を聞いて正直「甘いな」と思ったけれど、20歳そこそこの青年にあれこれ求めるのも酷なので黙っていた。下手に説明しても「老害うるせー」とか思われるのが関の山だろうし。
てか「老害」があるなら「若害」もあるんじゃないの？ とも思ったが、その発想自体が「老害」の産物かもしれない。そう気付いてちょっと怖くなった。何歳になっても人間のことがよく分からない。
その青年の「甘さ」について同年代の人に話したら、「かわいいね」と返ってきた。そうか、あれは「かわいい」のか。でも自分があの年代の頃に、ああいうノリでああいう発言をしたら果たして「かわいい」なんて言ってもらえただろうか。ちょっと想像できない。
自分は20歳そこそこで、諸事情あって「大人」にならなければならなかった。だから余計に青年たちの「甘さ」が目に付くのかもしれない。自分が許されなかったことを他人に許すのはなかなかしんどい。
それで気付いたが、自分は若い頃をやり直したいのかもしれない。失われた歳月を取り戻したいのかもしれない。できっこないのだけれど。
ところで若い頃から変わらず好きなのが、スイーツを食べることだ。美味しそうなメニューを見つけると試さずにいられない。先日Espresso D' Worksでトリプルチョコパンケーキを食べた。最高だった。気兼ねなく「甘いな」と言えるのも良かった。
