元日から地震と津波で石川県や新潟県が被災している。被害の状況が様々なメディアで報じられ、東日本大震災の時を否応なく思い出させられる。
ネットの情報は相変わらず玉石混交。被災者支援の有益な情報もあれば、真偽不明な(そして妙に感傷的な)被災告白や、すぐウソと分かるデマもある。個人が発信できるメリットとデメリットが、リアルタイムで見せつけられている。
災害時にウソの被災情報を流したり、「外国人が悪事を働いている」という類のデマを流したりするのは関東大震災の頃からずっと続いている。それで二次被害が起こるばかりでなく、死者まで出てしまうのだから冗談では済まされない。デマの発信はもちろん、その拡散に加担しないようにしなければならない。
もう一つ有害なのは、こういう災害時に「神の罰」や「預言の成就」や「終末の前兆」を声高に主張するクリスチャンたちだ。東日本大震災の時もそうだったし、ウクライナの時もパレスチナの時もそうだった(後者は現在進行形だけれど)。大勢の不幸を自分の信仰アピールの機会として利用していて、醜悪にも程がある。彼らにこそ「神の罰」が下るべきだと私は思う。
また今直接被災していなくても、過去の被災を思い出してしんどい思いをしている人たちもいると思う。申し訳なく思う必要はないので、画面を消して心を休めてほしい。私もしんどくて今日はほとんど何もできなかった。