恋人を寝取られた経験のある同僚の話を聞いた。聞きたかったわけでなく、勝手に（それも嬉々として）話し出したので黙って聞いたのだが、なんと言ったらいいか分からなかった。
その同僚はこれまで２回寝取られた経験があるそうだ（それぞれ別の恋人で）。それが多いのか少ないのかよく分からない。２度あることは３度あるなのか、３度目の正直なのかは神のみぞ知る。
寝取られ経験が複数回ある人には初めて会った。複数回寝取った経験がある人と、複数回「略奪婚」した人の話なら何度か聞いたことがある。同じ人が複数回加害しているだから、同じ人が複数回被害に遭うのも不思議ではないかもしれない（笑い事ではないのだが）。
似た話で、カルト被害に遭った人が、また別の団体でカルト被害に遭ってしまうことがある。これはけっこう聞く。カルトで散々な目に遭ったはずなのに、また似たような形で別のカルトの手に落ちてしまうのだ。これは最初の被害の後に、ちゃんとカウンセリングなどを受けなかったことに原因の一端がある気がする。何が問題だったのか把握できていないから、また同じ問題にぶつかってしまうのだ。
もちろん被害に遭うのが悪いのでない。加害する方が100%悪い。被害者に落ち度はない。それでも現実問題として自衛は必要なので、被害について振り返って、よく考えなければならない。辛い作業なのだけれど。