夜遅めの時間にイベントが終わり、ちょっと食べて飲みたいねって話になったが電車で新宿あたりまで行くのが面倒で、近くのデニーズに入る。50周年の特別コースメニュー(内容は忘れた)を勧められるまま食べ、ワインを何杯か飲む。更にブロッコリーをつまみながらワインボトルを一本空けたら、2人で1万円近くなってた。ファミレスの値段じゃないよね!って笑いながら駅まで歩く。昨日は寒くて雪が降りそうだったけど(結局降らなかった)、今夜はちょっと暖かい。
電車の中ではドアに寄りかかってる人に目が行く。少し大きめの黒のジャケットにスラックス。白のスニーカー。頭にはネイビーのキャップを被り、アジャスターを引き締めて先がピロンと垂れている。なかなかチャレンジングなファッションだと思った。でもその人には似合ってた。いや、単に堂々としていたからかもしれない。堂々としていると、多少前衛的なファッションも「そういうもの」に見える。ファッションは堂々とした者勝ちだ。
そのうち眠くなって目が開けられなくなる。でも眠ったらまずい。終電近くの時間帯に降り過ごすと大変なことになる。と分かっていても目が閉じてしまう。次に目が開いて時……降りる駅の一つ前だった。悪くない1日だった。