視座が上がった

furufuru
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先日、とある企業の創業社長と飲み会をご一緒させていただいた。

色々と話していたが具体的な発言というよりも、言葉の端々に受けるその方が見ている世界観に影響を受けた。

整理のために2つの観点で整理してみたい。

会社は大きなシステムの中のいち部品である

その方は「エコシステム」という言葉を使っていたが、私が感じた印象としては、会社を1つの部品としてより大きな社会システムを描いているというものだった。

色々な要素が関連していることに加えて、それらがこの先の時間軸でどのように価値を発揮していくということを考えておられた。

こういう話は、スタートアップなどでもよく聞くし、実際私も考えるのだが、徹底的に違うポイントが一つあった。

それは「実際にやっている(そして一部のエコシステムが動き始めている)」ということである。

この実際にやっているというのはとても強力なメッセージとして私に響いた。

大きなビジョンを通して、実際に社会にそれを組み込むことができるのだという強い実感を持つことができた。

これは本を読むだけでは得られない貴重な体験であった。

欲望とビジョン

もう1つ良かったのは、欲望とビジョンのバランスが大事であるという視点を得られたことだ。

何かを成し遂げたいと思う人間は同時に何かしらの欲望、例えば「有名になりたい」、「金持ちになりたい」、「パーティーで騒ぎたい」などを持っていることも往々にしてあると思う。

こうした欲望と健全なお付き合いをすることが大事なのだ、とその方はおっしゃっていた。

考えるに、こうした欲望と社会を変えていきたいというビジョンの両輪がうまく回って、何かを成し遂げるパワーになっていくのだということかと思った。

別に自分の欲望を全面に押し出す必要はないけれど、うまくやって大金持ちになってやりたいと言った気持ちも健全にエネルギーとして使っていければ良いのだと思った。

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こういった価値観に影響を受ける機会はそうそうないので、大事にしたいなと思ったし、自分もこのように良い影響を与えられる存在でありたいものだとも思ったのでした。