突然の編み物熱

ふたばこ
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手仕事は一年中断続的に熱中しているのだけれど、今年は初めて棒針のニッティングに凝り出した。今までは、レース編みだったり、タティングレースだったりで、記号が難しくて二本針を操る難しさに怯みがちな棒針は手つかず領域だった。

とはいえ、ちょっと挑戦してみたくなり、YouTubeや母の使っていた古いテキストをお手本にマフラーばかりを5本も編んで家族に呆れられる。そりゃあね、首は1本しかないわけで手編みのマフラーなんてちょっと田舎臭いよね。いや、上手ならば素敵なんだと思うけど。

それが、ここへきて突然たまたま見かけたダルマのサイトがとても綺麗、ふんわり上品なウールモヘアに魅入られて、よーし、セーター編んじゃう!となったわけだ。100均の毛糸で表編裏編のマフラーしか作ったことがないくせに、大胆だなー、と我ながら苦笑いしつつユザワヤで指定の輪針を買い、ダルマに編み糸を10個もオーダーし、初心者が大枚10,000円も次ぎこんだのだから、頑張らねばと気合十分。

しかし、編み図をDLしてみると当然、何?この記号って呪文?え?輪針は80㎝なのにどうやって袖口25㎝を編むの?届かないんだけど、といちいち引っ掛かり、マジックループというまさに魔法のような七面倒くさい編み方をYouTubeでみつけて何度も練習し、のろのろ運転中なのだ。モヘアだから春中は着られるだろうけど間に合うかなあ、でも間違えると解くがたいへんな毛糸だから丁寧にやろう、などとまだまだ続く編み物熱なのだ。

@futabako
にぎやかな人込みを離れてきました。