すきになったあの日 冬のにおいがした。
上空に寒気が流れ込んで
乾いた冷たい空気が
露出した肌にツンと触れる
凍てつくような寒さの日。
エアロゾルの少ない冬の澄んだ空気
西高東低の冬型の気圧配置
穏やかな 冬晴れの日だった。
冬になる度に、阿部くんのことがすきだと確信した日を思い出す。
ビビっと雷が落ちるような衝撃的なものではなくて、心地よい日向にまだ照らされていたいな と思うような、日差しの温もりを感じられるような気持ちだった。
あぁ わたしこの人がすきだ と
「落ちた」感覚を覚えた瞬間は
よく目にする「森林伐採」という言葉とは不釣り合いなような気がした。
例えるなら、ひまわりが日差しをめいいっぱいに浴びて 高く高く育つ姿に似ている気がする。
生きるために必要な栄養 暖かな日差しをやさしく届けてくれるような そんな人だと思うから。
阿部くんは人の心を晴れにする
心の晴れ男だと思う。
「あなたの心が晴れますように」
と 阿部くんが願う人のうち 大多数はきっと阿部くんこそが太陽だと思うから 阿部くんがそこに居てくれる限り その人たちの太陽は沈まない。夜になっても心は暗くならない 白夜の日が続く。
わたしもね 阿部くんのおかげで 心が晴れているんです。ずっと。
多少雲のかかることはあっても、天気が大きく崩れる日は殆どない。小さな低気圧が通過して、一時的に発達した擾乱が通り過ぎても、すぐに勢力の強い高気圧に覆われる。心のお天気を急速に回復させる人。
きょうも私の心は 阿部くんのおかげで快晴です。
阿部くんはずっと ずっと 私にとって 光の根源です。
きょうも西高東低の冬型の気圧配置
上空には平年より強い寒気が流れ込んでいて
日中も気温が上がりにくいから
どうか温かくして過ごしていてね。
きょうも 阿部くんの心が晴れていますように。