1ヶ月保育教諭として働いてみて、保育業界って経験と子どもとの信頼関係がものをいうなぁとしみじみ思う。
そう思ったきっかけは登園時に保護者から子どもを預かる時だった。なかなか子どもが親から離れたがらない時、私は困惑しながら「お母さんがいいよね、そうだよね」「今日は何して遊ぼうか?」と言いながら保護者の腕の中にいる子どもを抱っこしようとしたり触れたりしたが、あまり効果が無かった。そりゃ当然だ。私には一切信頼関係がないからだと思う。でも、保護者は「あ!見て!○○ちゃん、面白そうな遊びしてるよ!行ってきたら?」と言い、そっと子どもから離れる。本当にすごいなぁと思ったし、やっぱり保護者には敵わないんだと思った。
この仕事は保護者対応が1番と言ってもいいほど悩むところだし、間違えると怖いところでもある。でも、やっぱりこの子を産んでずっと見てきている親だからこその理解と経験があるのだろう。
だからこそ、子どもの世話をしたこともないし経験もない、ただ資格と免許を持っているだけの若者である私が保育をしていることが本当に申し訳なくて仕方がない。
そこで新任の私に何が出来るかなぁと考えたことがある。
園の先生って子どもの事が好きで愛情を持って接していると思う。私だってそう。担当クラスの子達が本当に可愛いと感じる。でも、反対に子どもと一緒にいると、やっぱり悪いところって目立って見えちゃうと思う。私も嫌になる時がある。実際、この短期間で泣いたこともある。保護者もそうだと思う。私が短期間でもそうであるように、母親などの保護者だったら尚更そうなのではないか。
だからこそ、私は第三者であり家族以外の立場である保育教諭として、必死になって子どものいい所を探していくべきなんじゃないか。そして、それを保護者に伝えて、できるだけ楽しく愛おしく子どもの成長を見守れるように援助をしていきたいと思った。
これからたくさん経験を積んでいきたいし、子どもと信頼関係を築いて良いところを見つけられるように一人ひとりと寄り添っていきたいと思う。
まずは連絡帳とお迎えの保護者対応の時に、悩まないようにするために、しっかりと一人ひとりが1日なにをしていたかを把握できるようにします。
頑張る。