就活がほぼ終わった。
結果から言えば1勝2敗で、第一志望には受からず。正直、めちゃめちゃ悔しかった。上位2社には歯も立たなかった。
精神的には結構地獄だったから、誰かの参考か共感になればいいなと思ったので、就活の話をします。
大学生1年の頃は漠然と無印良品に入りたいなぁと思っていたし、映像を始めてからは映像の制作会社で監督を目指すしか無いのかなぁと思ってた。そんで3年生の9月に映像の仕事で「広告代理店」と一緒に仕事をすることがあった。
そこで広告代理店っていう仕事を知って、その仕事の幅の広さに感動したし、それは自分の探していた仕事そのものだった。
自分は多趣味で色んなことをやるけど、これといって強い一本の武器みたいなものがなかった。でも、何事にも裏と面がある。そんな人生を活かせる仕事がきっとあるはずだと思ってきた。
それが広告代理店という仕事だった。
この仕事知った時は電撃走った。「天職」みつけた感あった。
広告代理店って名前に「広告」が入っている割に、広告以外のことをめちゃめちゃやってる。企業と一緒に事業プランを考えたり、フェスみたいなイベントをやったり、プロダクトの開発もするし、料理のアレンジメニューなんかも考える。
まぁ行ってしまえば何でも屋みたいなイメージ。だからこそ、沢山の個性が必要で、それが集まって会社になって広告代理店という名の「なんでも屋」になるって訳。
「こんな美味しいとこ取りの業種があるんかい」って思った。
でも俺が知らなかっただけで、全体から見ると広告代理店は相当な人気業種らしい。
そこで求めらるのは色んな角度の個性。個性って専門性があるようで無いから、どんな大学、学部からでも目指せるくらい間口が広い。だからこそ競争率が高くて、就活っていう大きなまな板の上で、自分を他の人と差別化するのはかなり難しい。
ここで言う差別化って、言い換えれば「自分を広告する」っていう行為になる。自分のどこが良くて、相手は何を求めていて、どこにハマって、どうゆう言い方だと一番よく伝わるのか、みたいな事をずっと考えるわけ。
たまに就活の自己分析の話をすると「俺(私)は日頃から自己分析してるんだよね」っていう人がいるけど、一番難しいのは分析した上で言語化することが一番難しい。
限られた文字数、言葉遣い、表現の中でどうやって自分を示すのか。もう本当に難しい。箇条書きでよければいくらでも書けるけど、箇条書きじゃ伝わらないからこそ、頭抱えて考える。
おまけにこれを面接会場ではカンペなしで、言わないといけない。上っ面の分析とかじゃすぐに見透かされて詰まる。
じゃあ何が一番大事かって言われると、自分の一番の軸が何かを決めること。
別にそれが全てって訳じゃないけど、あなたを一言で表現するならどんな人間か、みたいな部分。これが難しい。逆に軸が決まればあとは、そこにエピソードを重ねて説得力をつけていくみたいな作業が進んでいく。
俺は最初この軸足探しでかなりつまづいた。
今まで全くジャンルの違うことばっかりやってきた。野菜育てて売ったり、介護士やったり、バイクのアパレルやったり、映像やったり、チーム立ち上げたり、結構バラバラだなと思った。
でも自分が行動するってことは、その中心に絶対何かあるはずだと思ってひたすら書いたり消したりしながら探した。俺にとってその答えが「ワクワク」だった。
何でもワクワクするからやってるだけだった。「だってそっちの方が面白くない?」って結構言うけど、それがまさにワクワクするからやってるだけ。
キノケンのバレンタインに男子皆んなで、ゼミ室で手作りクッキー焼くっていう謎企画やったんだけど、スーパーで買う方が楽だし美味しいし、アンパイだけど、男子がお返しにゼミ室で、しかも普段そんな事しないような奴らが急にクッキー作り始めたら面白いやん、なんかワクワクするし。
大変だったとしても、面白いなら別にいいでしょ。
って感じで人生がんじがらめになったんだなと振り返って気付いた。
でも、ワクワクするなら大変なことも頑張れるって、案外誰にでもできる訳じゃ無いなと思ったし、自分の一番強い部分、「軸」だと思った。
「あぁ俺ワクワクすることが全部のスタートだったんだ」って気付いたら急にESとか面接で言うことの方向性が決まってきて、進んでくる。
長くなったからこの続きはまた明日。
いやぁワクワクとか「ありがちやな」って思った人。ありがちをどうやって飾っていくかが就活のさらに難しい部分。
ここまで書いて来たのは、あくまで俺の主観。他の人にもやり方はあるから、俺の言ってることはあくまで独り言です。
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今日はここまで。おやすみ。