万能感

garebare
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高校生の頃にプログラミングを始めたのですが当時は客観的に評価される材料がなく、非現実的な万能感に溢れていました。

非現実的な万能感というのは、頭の中でゲームを作って根拠も無いのに売れると思い込んでいる……みたいな状態です。今考えるとかなり幼稚ですね。とはいえ高校生なんて多少は万能感みたいな物を全員持ってたと思います。

私の場合はこの状態から個人開発を主体的に行い、失敗や改善を繰り返し、プロダクトを世に出して自分のできることを把握し、他人と比べる事により客観視できる状態になり万能感も自然と消えて行きました。

自分語りおわり。

自分自身で何かを行う習慣が身についていたのでこのような結果になっていますが、何もしない場合が非常にまずいです。中学生時代の経験ですが幼稚な万能感がそのままだと根拠もなし成功すると思い込むので、進路選択などで追い込まれた時に目に付きやすい逃避先に飛びつくことになります。

例えばプロゲーマー、声優、ラノベ作家、YouTuberなど。これらの職種が悪いとは言いませんが明らかに兼業が前提のものや、業界の現状を知らないまま就くような仕事ではないので、主体性が身に付いない場合はオススメできる物ではないです。現実的に職業を選ぶとしても、成功、失敗経験に乏しく先のことを予想できないため目先の利益を優先することになると思います。

あとはゲーム、アニメ、その他の依存物などの熱中しすぎると現実に時間を使わなくなるものにのめり込むとか。

それでも生きているとその内うすうす成功できないと分かってくるのですが、人生経験が足らないので成功できる根拠も無ければ失敗する根拠も無く、やればできるとずっと思い込むことになります。挫折を知るのはもっと人生後半になってからになるでしょう。