朝の3時、過呼吸音で飛び起きました。
布団で一緒に寝ていた猫が苦しそうにゼーハーしています。ああこれはもうダメかなと、看取る準備を始めました。
飼い猫は鼻腔内腫瘍、つまりガンでして、発症からもう半年経ちます。体重は健康時から2kg落ちました。
彼女は少し前、クリスマスのころ、エサも水もとれない寝たきり状態になっていました。年を越せないと誰もが諦める中、数日後になんと復活。キリストみたいな奇跡を経て、2024年にいたっています。
そうはいっても、猫の身体が限界であることに間違いありません。客観的にいつお迎えが来てもおかしくない状態です。そのXデーが今日か、と半ば覚悟をきめて、猫に寄り添いずっと頭を撫でていました。
そうしたら、15分後に呼吸が落ち着いて、30分後には元気に歩き回り始めました。
猫、謎。
死にかけては復活するを繰り返しすぎて、もう君は実は不死なんでしょうと訊くと、ブニャーとだみ声を返してくれました。本当にそうだったらいいね。