今日、英検1級の過去問演習を行った中で、「シュールレアリズム」をテーマとした長文が出題された。
シュールレアリズムは英語で "surrealism"。ここでひとつ疑問が浮かんだ。
「シュール」という発音は一体どこから来たんだと。英語ではおおよそ次のように発音する。
「サー / リアリズム」
どう足掻こうと、どう喚こうと、誰がどうみたって「シュール」の要素はひとつもない。
ここで、シュールレアリズムの起源に立ち返ってみよう。
「シュールレアリズム」はざっくりと言うと、戦間期においてフランスで勃興した思想で、人間の全体性回復を目指す主義であるとのこと。
これを踏まえるとどうも「シュール」というのはフランス語由来のものと考えられるが…
「シュール」じゃなくて「シュル」じゃね?
しかも「レアリズム」というふうには聞こえない。どちらかと言うと「シュル / ヘァリズム」では?
僕はフランス語については詳しくないので、浅はかな考えかもしれないが、何れにしても、一般人からしてみれば「シュールレアリズム」というふうには聞こえないことに疑いの余地は無い。
もしかすると、所謂「シュール」なものを見た時には「サー」或いは「シュル」と表現するのがふさわしいのかもしれない。