気付いたら27歳になっていた。脳死でYouTubeを見ているだけの時間と比べて、たいして考えていない文章を打ち込む程度のアウトプットでも脳が使われているのを感じる。祝日のスクリーンタイムでTikTokが8時間って表示されるのも怖いし、平日リモートワークで仕事してるはずなのにYouTubeが11時間って表示されるのも怖いし、これ以上歳を取るのも怖い。
昔は後悔が少ないことが自分の数少ない取り柄だと思っていたけど、最近は過去を振り返ることが増えた。今やったら大学受験もっと上手くやれるなぁとか、今大学4年生だったらもっと上手く就活するなぁとか。それが後悔から来てるのか単純に思い返せる記憶が増えたからなのかは自分でも分からないけど、少なくとも今が楽しくて仕方なくて、自分のキャリアに前向きな人はこんなこと考えないんだろうなぁとは思う。もっと早く寝てるだろうし。
偉大なミュージシャンは27歳で死ぬみたいな話があったけど、音楽も偉大さも持ってない自分は今後もダラダラ生きていくんだろうなぁと思うと嫌気がさす。かと言って現状に特別不満があるわけではないし、普通に死にたくはない。
でもなんとなく日に日に歳をとって昔は無限にあった選択肢が少しずつ減っていって、最後は死に向かって一本道になるんだなぁと思うと急に怖くなる。選び損ねた道に未練があったとして、けどそれはもう到底選びとれない道で、もしかしたら数年前ならギリギリ選べたかもしれないけど少なくとも今は無理で、もしかしたら今でもギリギリギリギリ間に合うかもしれない道で、けどギリギリギリギリだから今はもう選べない道で、そうなった場合その後の人生は後悔し続けるべきなのか、今歩いてる道に満足するべきなのか。
27歳の自分にはまだ分からない。