新しい漫画を買った。
「緑の歌」というタイトル。髙妍さんという作者は台湾人らしい。
「続ける思考」という本の中で作者が薦めていた。台湾人の作者が描いたにも関わらず、日本の音楽(細野晴臣など)が登場するらしい。話の筋などはまったく知らないが、それだけで興味が湧いたのである。
昼休みに「今日買おう。」と思ってから、なんだかわくわくしていた。仕事を早々に片付け、駅中の丸善で購入した。レジのお兄さんはとても口調と所作がスローだった。ちょうどいい電車に間に合わせるためにやや足早に歩いているときに、ふと思った。
久しぶりに新しい漫画買ったな、と。
本をここのところ大量に買っているが、漫画は買っていない。いつぶりかさえ思い出せないほどに。
しかも、今までだったら買わなかったであろう絵のタッチだし、「台湾と日本で同時発売」のような触れ込みにも昔だったら食指は動いていなかっただろう。
なにかが変わったんだろうか。なにかはわからないけれども。
年が明けてから読んだ本の中で、たびたび出てくるのが、
●新鮮さを保つこと
●日々新しい経験を求めていくこと
こういったニュアンスの啓発である。人に感化されてなにかを始めるというのが気恥ずかしいから自己啓発本は嫌いだ。ただ、ここ数年、大きな刺激はなく平坦でのっぺりした生活をしている気がする。
でもいま「なんとなく変わってきている」と捕まえかけている気がするのだ。
繰り返すが、なにがとはいえないし、強く実感があるわけでもない。
ただ、この新しい漫画を買ったというきっかけで得た空気のような実感を
手放さないままに今日を終わらせたいと思うのである。