「コーンクリームパン」と聞いて、あなたは甘いのとしょっぱいの、どっちを想像しただろうか。
コーンクリーム、って聞くとしょっぱく思えるがパンになったとたん、どちらの可能性も生まれないだろうか。
僕はこの揺らぎにひどく惹かれている。
人によって言葉の感じ方が変わるのは当然で、その人が生まれ育った環境や、現在の心境を内包していると思う。
しかし、今の世はなぜか意味を一つに集約したがっている気がする。
もっとあいまいでゆるやかな言葉が尊重されていいと思う。
世の中の出来事に対して何も断言しなくてもあなたの存在価値はありますよ。と伝えたい。
最初の質問で甘いか、しょっぱいかと尋ねたが別に甘じょっぱいと答えても、あんまり美味しくなさそうと答えてもいいのだ。
そのくらいのゆるさで、そのゆるさを愛でていきながら生きていければ。