ラッキーで全日本実業団選手権に出た話

杉並区で練習会をやっているgenといいます。今回は、数年前に全日本実業団選手権に出た話を書いてみます。

自分はp4レート1200くらいのエンジョイ勢で、普通にやってたら全国大会に出れるわけもなく、出場できたのは完全にラッキーのおかげでした。

経緯

自分の新社会人時代の職場には卓球部があって、週に1回、5~6人で集まって練習してました。草野球チームみたいなもんで、ゆるく練習してたまにオープン戦に出るくらい。ある時、全日本実業団選手権の予選の情報が入ってきて、ノリで予選に出ることになりました。

実業団選手権は、会社単位で出る大会です。会社の人だけでメンバーを集める必要があるので、出場のハードルは高めかも。まぁ別に「社員証を出せ」とかいう審査があるわけじゃないですが。↓のようなルールになってます。

実業団のチーム編成は、原則として同一都道府県内の同一官公庁・警察署・消防署・工場・会社・商店・学校(以下団体という)単位とし、2023 年 4 月 30 日以前から引続き当該団体に正社員、正職員、契約社員(1 年以上の契約)または嘱託(1 年以上の契約)として勤務(所属)している加盟会員とする。

クラブ選手権と日程がかぶっているので、クラブ選手権に出る人は実業団選手権には出れません。都道府県ごとに予選があって、予選を勝ち抜いたチームが全国大会に出れます。

自分が県の実業団予選に出たとき、ありえんことに予選出場チームが4チームで、全国に行ける代表枠が4チームでした。予選に出た時点で、全国が確定したことになります。なんだこのラッキー。

田舎すぎたせいか、実業団選手権があまり知られてないせいかわかりませんが、出場チームが少なすぎて、予選は総当たりになりました。

自分のチームは遊びの草野球みたいなチームですが、予選にいた他の3チームはちゃんとした実業団チームで、会社をPRするために採用されたガチな卓球人たちだったので、当たり前だけど予選ではボコボコのボコにされました。そんなわけで自分のチームは「予選全敗だけどベスト4で全国出場」という意味わからん結果になりました。

そういう流れで全国大会にも行きました。全日本実業団予選で全敗のチームが本選で勝てるわけもなく、秒で負けてあとは観光を楽しんでました。

ちなみに自分たちは有給を取って、交通費や宿泊費も自腹で行ったんですが、予選で当たったようなちゃんとした実業団チームは会社の出張扱いで行けると聞いて「実業団ってすげ~」ってなりましたね…

初段を取らされた話

余談だけど、全日本実業団に出るにあたって、初段を取らされました。「取らされた」というのは、別に段位を取りたいとは思ってなかったからです。別に段位を取るメリットもないし、自分程度の実力でゼッケンに「1」って入ってるのも恥ずかしい。

だけど、初段を取らないと全日本実業団には出れないしくみになってるので、しぶしぶ日本卓球協会に1万円を払って初段を取りました。良い商売だな~と思った。

ちなみに、自分のようにラッキーで全日本実業団に出ることを続ければ、3段まではどんなに実力がなくても取れます。じっさい、実業団選手権では失礼だけど「人数合わせかな?」ってレベルの初心者も見かけました。そういう人でも、ベンチに入って出場し続ければ3段までは取れます。4段は全日本でベスト16とかに入らないと取れないので、ガチの実力者しか無理っぽい。

そんな感じで今回の記事は終わりです。こういうレアケースを知ってる方がいたら教えてください。ありがとうございました。

@gen2
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