「上京したけど知り合いおらん」問題に抗う

練習会に新しく参加してくれる人は「就職や転職、転勤で東京に出てきた」って人が多い。祖父母の世代や親世代に比べて、ますます多くの人が地方から都会に出てくるようになっている。自分自身、地元は茨城県だけれど、転職をきっかけに東京に来た人間だ。

上京した人は「知り合いがいない」って問題にぶち当たる。仕事上の人間関係はできても、休みの日になんかして遊べる人を作るのは意外と難しい。

都会に出てきたばかりの人は、ある意味で地元で構築した人間関係の貯金をすべてリセットされた状態と言える。親しい人が近くにおらず、隣近所にどんな人が住んでいるかもわからない。地元の家族や親戚、小学校~高校の友人と会うハードルが上がり、せいぜいお盆や年末年始に会えるくらいになる。

ずーっと一人でいても苦痛じゃない人をのぞいて、遊び相手がいない生活はあんまりメンタル的によくない。そこで引っ越しや新生活のバタバタが一段落したタイミングで、休みの日になんか新しい場所に顔だしてみるか~という気分になる。

こういうときに、知り合いを増やす一つのきっかけとして卓球はちょうどいいと思っている。経験者なら、卓球関連の話題に困ることはないし、1回打てばなんとなくお互いの性格もわかる。気が合いそうなら練習後にご飯に誘ったり、一緒に大会に出たりして仲良くなればいい。

自分自身、社会人になってから何回か引っ越しをしてるけど、そのたびに近場の卓球のクラブを見つけて仲良くしてもらい、なんやかんや楽しくやらせてもらっている。引っ越した後にも、前のクラブから大会の誘いをもらえたりすると嬉しいもんですね。

もちろん、知り合いを作るのは卓球以外の趣味でもいい。都内の社会人サークルを検索すれば、ボードゲームとか読書会とか飲み会とかボウリングとか、気軽に参加できそうなイベントが無限に見つかる。

ただ、これは偏見かもしれないけど、都内の社会人サークルは一見まともに見えて、ちょっと仲良くなると宗教とか怪しげなビジネスの勧誘をされるパターンがあるとよく聞く。

その点卓球を含むスポーツは、経験者限定の集まりなら、変な人が入り込みにくくなると思う。極端な話、単なる飲み会サークルなら誰でも入れるから悪意のある人も簡単に入れるけど、経験者限定の卓球サークルに入れる人は限られている。ある程度卓球をやってきて、卓球をやるモチベがある人しか入ってこない。まぁそうは言ってもときどき変な人はいるんだけど…

というわけで、卓球経験者にとって「上京したけど知り合いおらん」問題に対しては、近場の卓球サークルに顔を出してみるのがわりと手っ取り早いんじゃないかと思う。

今度はそこで「曜日や実力、アクセスがちょうどいい練習場所がない」問題が発生することが多いんだけど、それはまた次回の記事で書きたいと思います。

@gen2
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