GWの初日に違法建築であることがわかった我が家、休み期間にひたすら次の物件を探したものの、今の同じ家賃で同スペックの家がほぼなく、やむなく一万円ほど上げたりしながら物色した8,000部屋の中から、結果20部屋くらいに絞れたものの、釣り物件だかなんだかで結局5部屋になるのだった。
この土日にやっとこさ不動産屋の営業と内見を行った。2部屋。残りの3つは来週。
内見の結果、悲しいことにキッチンスペースの都合上駄目だった。
料理至上主義で探しているので、どうしても無理な部屋というのは存在していて、都内の一人暮らしの部屋にはおれが求めるほどのキッチンが存在していなかった。
だが、これだけは妥協できないので、とにかく押せるところまでは押し通していくつもり、一体どうなることやら。営業曰く、5月末までには部屋を決めたいとのこと。残り3週間。
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あとはどうして今の家が、違法建築であることがわかったのか話を聞くことができた。
登場人物は前の大家とその旦那、現大家と住居者(おれ)。
前の大家が管理していた時代、おれが住んでいる何れかのタイミングで違法建築であることが判明する。
違法建築と判明している状態で、天災等で住居者に被害があった場合、責任はすべて大家が取らなければいけないとのこと。
なので、前大家は早急に取り壊しをしたかったが、その違法建築は相続で受け継いだものであり、前大家に資金的余裕はなく、おれの処遇が宙ぶらりんになっていたらしい。・・・・・・まじ?
そこで、現大家が、違法建築とわかっているにも関わらず、前大家から購入し、おれに退居の通達をしてくれた。
これ、現大家が買わなかったら普通に終わってた可能性がある。
というのも、この違法建築は前大家の旦那さんが2階建だった家に3階に増築したとのことで、前大家さんは知らぬ存ぜぬ状態。
それどころが区に申請を出さず増築した(??????)ということで、違法である所以が建築構造だけではなく書類上も違法だった。本当に笑えない。
もちろん2階建の状態では違法建築ではなかったが、未申請かつ耐震を考慮しない形での増築で完全に違法になった。
今住んでいる3階は相場に比べて1万から1.5万くらい安い相場で募集がかけられていたので、違法建築とわかっていて貸した可能性が高いとのこと。
現大家の営業に「強風が吹くと結構揺れるんですよねぇ」という話をしたところ、急に真顔になって、「あの構造で強風で揺れるのは絶対有り得ません」と言われてしまい、普通に戦慄いた。
早く引っ越したい。