自社サービス vs 受託開発

genkaipapa
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私は仕事はIT系をやっていて、今は受託開発メインの会社に勤めている。関わりたい業界があって転職する際にはそこがもっとも重要なポイントだったので、自社サービスなのか受託開発なのかはそこまで気にしていなかった。むしろ受託開発の方が色々な顧客やサービスを知れて知見が広がって良いと考えていた。そろそろ転職してきて1年弱経とうとするが、自分にとって受託開発はちょっとしんどいのではなかろうか、今回はそんな話。

私が感じる受託開発のしんどさとは、端的に「めまぐるしさ」である。仕事を受注して納品してのサイクルを何回も繰り返していくわけだが、当然毎回顧客の担当者も違うし、予算規模、案件の特性、納期、契約締結フロー、法務論点などなど違ってくる。似通っている部分もあるが全く同じはあり得なく、毎回何かしらのキャッチアップが必要だったり、その顧客との仕事が初めてという理由でプロジェクトのさまざまな工程で不確実性が潜んでおり、警戒しながら進めないといけない。これがしんどいと思っていて、このしんどさはわりにあっているのか?と思っている。わりに合っているのかというのは、企業としてではなく業務遂行を担当する私個人にとって、である。

私はこれまで何社か経験してきたが、そのキャリアのほとんどで自社サービスに携わってきた。今回初めてがっつり受託開発の業態に携わったと言える。自社サービスでは短期ではなく中長期でプロジェクトに関わるので、時間がたつにつれどんどんそのサービス自体やサービス関する主要な論点に詳しくなっていき、脳内に地図が出来上がっていく。この状態で改善施策や新規施策を実行していく場合に、受託開発で発生する"初めてなのでキャッチアップする過程"は大幅にカットされる。

初めてのものをキャッチアップしていく、この過程は過ぎてしまえばなんてことないが道中は負荷が高い。受託開発では大小あれど毎回負荷が発生していて、個人的にこの負荷を引き受けずに同じ給与報酬がもらえるならそっちの方が断然楽だと思う。

@genkaipapa
日々仕事と妻と子供に追い詰められている限界パパの日記です。30代、妻と1歳・3歳の子供たちと4人暮らし