突然ですが、ノリと勢いでキーボード買いました。理由は夢に出たからです。しょうもない理由で無駄遣いができるから社会人はやめらんねえ!
LOFREE FLOW
彼、広告バンバン出してるし、ようつべくんにもレビュー動画がばちばち出てるんで、まあ「そういうタイプのものかな」っていうやつではあります。公式サイトのレビューに、名前だけ違くて言ってる中身が同じみたいのが普通に数件載ってて笑う(星だけつけると同じコメントになる仕様なんだろうか)。私も広告経由で知ったので、うまいこと乗せられてポチったなーって思ったりするところもある。
ただ、この記事含め2000字くらい適当に書いた総評としては、ちゃんといいキーボードです。でも売りにしている構造のいくつかは、正直私には体感できません笑
まず、キーキャップの造形は非常にいいと思う。さらさらして微妙に引っ掛かりがある。ケント紙系の触り心地。キーの高さと押したとこまでの距離も自分にはちょうどいいっていうか。キー間の配列の幅はちょっと狭めらしんですけど、私にとっては程よい狭さで、頑張らなくても手が届く位置が多い。手がでかい人にはちょっと狭っ苦しいのかもしれないね。
で、75%キーボードとかになるとエンターキー横のPageUpとかHomeキーで誤入力がおきやすいんですが、これまで使った75%レイアウトの中では、私史上もっとも誤入力が少なかった!
打鍵音はうるさくないコトコトぽくぽく系。茶軸が好きなので、これも好きなタイプです。かわいい。ぽくぽくしてる。かわいい。かわいい。
バタバタ打ってると、高音がまったく響かなくてウケる。音を編集してがっつりEQフィルターかけたんかって思うくらい響かない。打鍵音、本当に優しいです。甘さ控えめしっとりカントリーマアムみたいな感じ。高音が出ないってことは、それだけ本体の作りがいいんでしょうな。
そんな作りの良さは、重厚感ある本体とキーキャップに指を当てた時にも感じます。本体はけっこうしっかり重く、入力していて本体が揺れたり位置が変わってしまうことはなかったですね。キーキャップとスイッチに関しては、安定感がすごい。例えば、手持ちのNiz Plumに指を置いてプルプル揺らすと、まあまあキーキャップが揺れる。Mistel分割くんも同じくらい揺れるしカチャカチャ音もする。Keychronくんテンキーは、それほどでもないけどちょっと揺れる。それでこれは、びくともしない。まじで揺れない。なんかちょっと感動した。結果として、狙ったところをしっかり打てるなっていう感じはしますね。
ただ、作りがしっかりしてる分スイッチを押すのにちょっと力が必要だなって思います。誤入力は減ったけど、力がいる点でちょっとストレス。静電無接点方式とかMacキーボードのペタペタした感じに慣れてたからしゃあないんですがね。リストレストの位置を考えると、だいぶ楽にはなる。
で、Amazonだと「携帯性ありまっせ!」って顔してるんですけど、ここは正直ね〜〜過大報告かなっておもっている。プロユースの環境でいつでもどこでも仕事したい!って人はどんな重さでも持ち歩くだろうけども、私は持ち運ばないな〜。フツーのキーボードよりちょっと軽いくらいで、Magic keyboardなんかとは当然比べものにならんですな。別に私は夢に出たので買ったわけで、携帯性は全く見てないのでいいんですが。
あとこれガスケット構造らしいですけど、沈み込む感じはほとんどしないっす。ただ静音・制振には効果があるのか、キンキンした音はほんとにないし、スイッチは重めのくせに指に返ってくる底打ちの反動はそんなに感じない。本体が薄型だから、ガスケット構造の沈み込み具合はそこそこにしてるのかもな〜〜。
付属のUSBは直線タイプではなく、片側L字になってるのはどうなんだろう。デフォでつけるならストレート形状でよかったのかなとは思うけどね。もしくはキークロンくんみたく、ビニールじゃなくて布製ケーブルにしてくれたらもっと楽しめたんだけどな〜〜。
ほかにも高さ調整ができないっていう点もあるけど、薄型という点で見れば特に気にはならないですかね。私はノートPCにほんのちょっと角度つければ打てるタイプなので。
ただまあなんというか、値段を見てしまうと、別にもっとコスパいいものはあるなっていう製品ではある。ロープロファイルならLogiでええやん!って言われるともうぐうの根も出ない。値段を取るか、見た目を取るか、実用性を取るか…プログラマーとか実用のいっちゃん高いとこを究める人とかにはあんまり向かないっていうやつかな。私は昔から人とはちょっと違うものを使いたい、こだわりあるけど妥協も適度にするタイプの人間なので、わりかし適性があったんだとおもう。
こう、もちょっと感じにくい機能を妥協していて、もうすこし安かったらニコニコ顔で自慢しまくってたかもしれない。もしくはキーにマクロ設定できるとか、高さ調整ができるとか、この値段のまま別の価値をつけておいても良かったかもしれない。記事を書いてもいいなっていうレベルにふつーに達してる点で、十分気に入ってはいますわね。