一応定期的に小説を書き始めて一年半ぐらいたったので小説の書き方を備忘録
まず書きたいシーンや辿り着きたい感情または台詞がバッと思い浮かぶ
本にした話を例にあげると
キャラとNPCが花畑で会話してるシーン「花は一度踏まれたぐらいで散りません」 もう一回出会う
↑これが漠然と頭の中に浮かぶ
ここからどうすればこの会話に辿り着いて、グッと来るか考える
どんな要素があったらいいなと思うか
また、セリフを言う側、言われる側の両者の心の動きを考える
例にあげたもので考えると
里のことを想ってるNPCと会話してほしい→でも優しいひとであるという表現にはしたくはない→それ以前に「非道なこと」をしてると別に優しいひとではないが理知的な部分を持っている感じでグッと来るし言外に里への気持ちを捨てきれないのを表現できるのでは
↑でも急に酷いことをしてからだと唐突なので、最初は説得力を持たせるため穏やかな思い出から始めよう 良い思い出、穏やかなシーンからの落差で無常感が出て良さそう
長い話だと読む人の心の動きも考えてしまう気がする ここでひと段落つきそうで、実はつかなかったら面白いのではないか!?みたいな……
こんな風に書きたいシーンと台詞があってそこから因果やこっちの方が読んでて嬉しいなーのシーンを組み立てているかも
個人的に物語の中で因果が回ってる話が好き
よろしくないことをした→よろしくないことが起こる
情を捨てきれなかった→情に左右される
など
短編はこの因果を短縮させたり省略するイメージ
こういうシーンでこういう感情抱えてたら萌えるな〜でやってることが多い
あるいは具体的なシーンは思い浮かばなくて漠然と感情を書きたい時がある
例えばこのお話は「〇〇が〇〇である悲しみ」を書きたいみたいな。
そんな時は、じゃあこの人はどういうときにそう思うのかな〜どんな出来事があったらそう読んでる人は思うのかな〜って考える
最近わかったことは書きたいシーンがあってもそこだけ書ききらず(完璧にせず)ある程度時系列で書いた方がいい感じの流れになる気がするということ
立ち止まるよりは書けるとこから書いた方がよいと思ってるけど台詞とおおまかな描写だけ書いて埋めて行った方がそのシーンが浮かないような……最後のシーンは最後の方に書いた方が個人的にいい感じ
でもラストの数行はある程度話の流れが決まると先に書いちゃうことが多い
ラストの文言でいいもん読んだと思いたい
最後にうおおってなりたい
この一言の為にこれまでのお話があったんだという話が好きだから
書きたいシーンや書きたい感情が定まってると軸がしっかりしていい感じになる気がする
お話の組み方はこんな感じで具体的な書き方は台本みたいにセリフを羅列する書き方かも
「嵐なんか来なくても、人に散らされてしまうかも。僕が花を踏み付けにしているように」 「花は一度踏まれたぐらいで散りません」「さすがに何回も踏まれたり、刀を振り回されたりすれば簡単に散ってしまうと思いますが……案外花は強いんです。少しなら踏まれても大丈夫。もちろん踏み荒らされるのは嫌ですよ」「でも、例え散ってしまっても私がまた咲くように助けます」
↑これを先に書く
この間にやってる動作や情景を書いたり間を考えて文章で埋める ある程度頭の中に動作がある場合と全然何してるかわかんない場合がある
(私が好きな小説家の書き方を真似てる)
最近は情景が思い浮かんで台詞が思い浮かばないこともある シーンによって違うのかも
小説を読む時、書く時に映像で思い浮かぶ人と文章で思い浮かぶ人がいるらしい。
私は読む時は圧倒的に映像。文体によって作画とか空気の色?が変わる感じ。顔はぼやぼやしてる。
でも書くときは微妙で完全な映像ではない。動きがない。考えた中で一番近いのはアニメの絵コンテ?
今書いてて思ったけど音声で聞こえてくる感じも強いかも。喋ってる声が聞こえてくる。台詞は完全にボイス付きであとはシーンのカットが頭の中にあるような気がする。完全に文章で思い浮かべられたら小説書くうえで最強なんじゃない!?って思う。
おわり