赤ちゃんのことを我が家ではリスペクトを込めて「赤さん」と呼ぶ。
赤さんが我が家にきて早5ヶ月。赤さんはとにかく泣く。
この5ヶ月間、泣き止まないことがあれば、答えにたどりつくまで嫁と仮説を出しては片っ端からつぶす、のくり返しだった。
主な理由は以下のとおり。
「おなかすいた」
「ねむい」
「おなかはってる(=便秘)」
「いごこちがわるい(あつい、さむい、おむつ)」
答えは「あ、たしかに寒いのかも」といったわかりやすいものから、「低気圧では?」といった自分のような繊細な人間にしか気づけないであろうものまである(どうやら僕の繊細さは遺伝してしまったようです)。
世の中には「理由なく泣くこともある」で片付けるご家庭もありそうだが、我が家は「理由なく泣くことはない」という信念をもってその答えを探究する(子供が一人、嫁も育休中で、余裕があるというのも大きいかもしれません)。
この違いの根底にあるのは、赤さんを自分たち人間(大人)とは異なる「赤ちゃん」として考えるか、「成長過程の大人」として考えるかの違いなのではないか。
だからなのか、我が家では「お利口さん」という言葉を使わない。もしも大人に対してそんなことを言ったら失礼だからだ。祖父母含めて「お利口さんね」と声をかけられることはよくあるが「あ、このひとはうちの赤さんなめてるな」と思っている。
忙しくて赤さんへのリスペクトが欠けてしまうことがあるので、自戒の念を込めて書きました。では!