当分、八咫烏シリーズを読むことに注力する。
と言うことで、第一部完結しました(私的に)。
「烏に単は似合わない」「烏は主を選ばない」で、表裏一体に山内の世界を描き出し、
「黄金の烏」「空棺の烏」で、那月彦と雪哉の目を通し山内に深みと広がりが出て、
「玉依姫」「弥栄の烏」で、またもや表裏一体に山内の成り立ちが明かされる。
そして「烏百花 蛍の章」で、登場人物の個性を深掘りしつつ、第二部への橋渡しとなる。
いやあ、素晴らしい物語。

昼行燈を決め込んでいた雪哉が、自分の能力を遺憾なく発揮させ、さらに心身ともに成長していく。
その姿がとても印象的な物語でした。
でも……
山内を救うために、あえて汚れ役を引き受けた雪哉。
心に大きな傷なりしこりが残ったはず。
今後、雪哉がどうなっていくのか、一番気になります。
さあ、引き続き第二部開幕。