猫は寒いと人間にくっついて寝るが、顔に近いところで寝ていればいるほど、その人間への信頼度が高いという。
海外の人のインスタで、顔にべったり乗っかられて窒息しそうな人の写真や、人間の顔の真横で寝る子猫などを見かけて、正直羨ましいと思っていた。
我が家のキジシロの寝る位置は、いつもここだ。
尾籠な話で恐縮だが…人間の股間である。
ごくごく稀に、朝起きたとき脇の下にもぐっていることもあるが、寝るときに乗せろと位置取りをするのはいつもここ。どうして…(電話猫)
おそらく鼠径部は温かいのだろう。ちなみに実家に連れて帰ったときなど父の股間でもこうして寝る。男性のほうがより温かいのだと思われる(笑)
いやもう信頼とか関係ないんじゃん温かいとこならどこでもいいんじゃん…!とも思うが、そもそも信頼がなければ近寄ってきてこんなに無防備に寝ることもないのだということを思い出して落ち着きを取り戻す。
さらに尾籠な話で恐縮だが、人間、たまにこの状態のまま放屁してしまうことがある。もちろん毛布も掛かっている。おそらく中は大変に充満しているに違いない。
普通なら、おい人間ふざけるなとばかりに噛まれたり布団から飛び出してきそうなものなのに、キジシロ氏は微動だにしない。そのまま寝ている。鼻が死んでいるのだろうか(たまに耐えきれず出てくることもある。申し訳ないとは思うが生理現象なのでご寛恕いただきたい)
こんなガサツな人間でも寄り添ってくれるというのは、素敵な映え写真よりも嬉しい信頼ではないだろうか(諦観なのかもしれないが笑)